愛犬との出会い、守るべきもの Vol-6

愛犬ちょこと出会ったのは、実はペットショップ・・。今となっては個人的にペットショップでの生体販売反対派だが、当時は犬に関しての知識も全くなく、関心も少なかった私・・。まさに、こーゆー人間が安易に犬を飼い(買い)、捨てる

はたから見ると、そんな出会いだった・・。ずっと一緒に過ごしてきたペットは、猫ときどき捨てられていたフェレット。「バーニーズマウンテンドッグ」という犬種をはじめて知り、超がつく大型犬になるということさえ知らないほど無知だった。

ただ、私が産まれたときから猫が家族の一員であるのが当たり前だったせいか、ペットがいない生活をしたことがなく、命を預かる大変さと重み(責任)に関してだけは、人一倍理解していたかな・・。犬と猫では、大変さは全く違うけどね・・。ともあれ、ある日、愛猫の器を買いにペットショップへ。

そこで、オッドアイのコロコロとした可愛いモフモフに出会ってしまった。犬に興味がなかった私にとっても、とにかく可愛くて仕方がない容姿だった。ショップのスタッフに色々と聞いて、すぐに契約となった。再度言いますが、これはとても悪いパターン。浅はかな考えで、私のように命をこんなに簡単に預かってはいけません

とにかく、この子を狭いショーウィンドウから一刻も早く出してあげたかった。そして、お金を支払って契約をし、正式に愛犬となった我が子を見るため高ぶった気持ちで再度ショーウィンドウへ・・。すると、え?さっきの犬と違う・・。ウルウルした瞳で愛想を振りまいていた子ではない・・。

なんとも不細工すぎて可愛い、白目で眠るちょこ。「営業スマイルは終わりでしゅ。契約させちゃえば、こっちのものでしゅ~」。なんて言っている気がして、大笑いをした。精神的病で生きる意味も分からなくなり、悶々としていた時期。可愛い笑顔を見て久々に笑顔になって、白目で寝ている姿を見て心の底から笑った日だった。

そして、この日から色々な意味で大きな守るべきものができた私。分からないことだらけで悩んだりしながらも、ただただ心底ちょこが可愛かった。しかし、3才半で血管肉腫(悪性腫瘍)判明・・。そこから、生活が一変。この子の命を守らなきゃと毎日のように勉強して、ちょこの好きなお出かけを中心にちょこが喜ぶこと探しに専念。

悪性腫瘍のことを勉強するのはもちろん、犬の管理栄養士、看護師、介護士、トレーニングアドバイザー、ドッグヘルスアドバイザーなど、この時期からとにかく犬に関する資格をとりまくり、毎日が勉強・・。犬を飼ったことがないというハンデ?無知からくる無力さ?みたいなものを思い知った時期。血管肉腫は転移せずに後に完治したが、愛犬の悪性腫瘍を機に愛犬との関係性が深くなっていく。

多くの精神的病を抱えた私を日々愛してくれ癒してくれ、どん底から「よいっしょよいしょ」と、時間をかけて引き出してくれたちょこ。ペットショップで一目ぼれなんて全然素敵な出会いではなかったけれど、本当に私からすると運命の出会い以外の何物でもない。私のために産まれてきてくれたと思うほど・・。

ちょこが約6年で残してくれた多くのもの。友達や愛情、精神、知識、生き方・・。姿は見えなくなってしまったけど、ちょこはずっとそばで見てくれているはず。これからも「これがアタチの大好きなママでしゅよ~!!」って、お空のお友達に誇れるようなママでいるために・・。

そしてティラ(ゴールデンレトリバー)とラテ(ボーダーコリー)含め、ちょこが残してくれたものを愛し守るために、頑張っていかなきゃね。今日も何もしていないと寂しくて辛くて、気がおかしくなってしまいそう・・。朝は、ティラにジョギングに付き合ってもらい、3食しっかりと食べて、働き・・。「せっかく健康的な体にしてあげたでしゅ!維持するでしゅ!」と怒られそうなので・・

ちょこが残してくれたものの1つ、とりあえずどんな精神状態であっても規則正しい生活をすることだけは自分のために維持しよう・・。ティラとラテにとっても誇れる大好きなママでいることができるようにしよう・・。その他のことは、ゆっくりゆっくり頑張ればいいよね?



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