生き続ける愛犬バーニーズマウンテンドッグ Vol-27

愛する我が子、バーニーズマウンテンドッグちょこ。天使になって、気がつけば4カ月以上が経過・・。取り残されたような感覚は抜けないものの、間違いなく色々な物事が私の周りで動き始めている。

気持ち的にも、ほんの少し前に向かっているような気もするし、すぐに一歩下がってしまうような気も・・。寂しい、辛いの感情が、頑張ろうに変わったり、やっぱり辛い・・。に変わったり・・。それでも、結局は少しずつ前に進んでいるのかもしれない。

そして、1週間ほど前のこと。朝早くから、姉と電話で動物保護団体の厳しい現状や地元の中小企業の話をしていた。姉が特に関心が高いのは地元の優良企業の成長について。私が特に関心が高いのは動物保護団体に関して。

詳しくは後日説明するが、いずれにせよ自分たちにも何か役に立つことができないか?なんて話から始まり、急遽姉妹で犬猫オヤツの販売をすることに。企画を立て、取扱い製品を考えたり予算などの計算をしたり色々・・。ものすごいスピードで色々なことが展開している。

そして、昨日は犬猫おやつの調達でバニ友(バーニーズマウンテンドッグ友達)さんのお家に。可愛い子たちが出迎えてくれました。久々にこの感覚。やっぱりバーニーズは、精神的にも物理的にも人に寄り添う犬だ。近寄ってきてもたれかかったり、私の足を踏んでいたり・・。この重圧感や体のサイズ、毛の感じがとても懐かしくて心が温まった。

こむちゃん・たまちゃんとの最高の時間。話は戻り、今回のコラボ企画は売上の一部を保護団体支援に使用するという目的(まだ支援割合が決まっていない)で、【DEER BASE izu しかまるさん】とのコラボ企画&【こむたまキッチンさん】とのコラボ企画の2つ。

この2社は、製造場所に私自身が何度も実際に行ったことがあり、私が愛犬に与えたいオヤツランキング1位の会社さんたち。製造会社に関してはどんな好条件で契約できたとしても、自分の愛犬に与えたくないものを販売することはできないので。こんな感じで、本当に1週間で企画がどんどん進む。これは、愛犬ちょこが残してくれた人脈(犬脈)のおかげと、しみじみ感じた。

姉との会話から1週間も経過せず、バニ友さんの協力で商品に貼るラベルまで完成。ちょこが残してくれたお友達や動物保護への気持ち、犬の管理栄養学知識や当サイト(BOWWOW Info.)。いろいろな点と点が繋がって舞い込んできたような、何気ない会話からはじまったコラボ企画には色々な思いが込められている。

ちょこが残してくれたものがあったからこそ生まれた企画ということで、パッケージラベルにサリーパパ(バニ友さん)のデザインを使わせていただくことに。デザインベースはちょこの6歳の誕生日にサプライズプレゼントしてもらった、私の大好きなもの。笑っている顔が本当にそっくり。

命あるものには必ず死が訪れるが、今回の企画でちょこは私の心の中だけじゃなく色々な人の心の中で生き続けてくれたら良いな・・。可愛いニカニカ笑顔やモフモフの体は見えないものの、やさしい心で恵まれない動物たちを一頭でも多く包み込んでくれたら良いな・・。

なんて感じる瞬間が多く、心温まる1週間。見えない力に動かされている感覚が強い1週間だった。ちょことまた本当の意味で一緒になれる日まで、ちょこの笑顔を思い浮かべながら頑張ろう。

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保護柴、脱走を試みる Vol-1

我が家でお預かり中、保護犬みーたん。2週間ほど経過し、少しずつ素の顔が見えてきました。大抵の場合、その保護犬の過去は分からないので、あくまで憶測でしか語れないけど恐らくお嬢だった彼女。

ご飯は色々試したがすぐに飽きてしまい、継続して食べるのはアカナのグラスフェッドラムだけ。オヤツは大抵食べるが、総合栄養食はすぐに「いらないです」になってしまい、取り急ぎ与えた我が家の愛犬たちのこのドライフードだけは、継続OKサイン。

色々な検査を行い、現状では皮膚以外は健康に問題ないとのことだから、多分、食欲云々じゃなく前の飼い主さんに味の濃いオヤツばかりもらっていたんだろうね・・。そして、室内の生活に慣れていて甘え方や遊び方もよく分かっている。多分、まぁまぁ甘やかされてたお嬢だったのかな?

お庭ではフェンスの外ばかり見ているので、柴犬あるあるの脱走犯ではないかと・・。かなり遠くから来て、長いこと野良犬生活をしていたのでは?甘やかされていた感じがするから、飼い主さんも探していたに違いない。これは、私の希望含む推測。

そして先日の朝。みーたん部屋に行くと、ドアが空いている!サークルの中にもいない!!一瞬血の気が引き、部屋をぐるっと一周見渡すがやっぱりいない!実は室内脱走は2回目。よくよく見たら、ママの昼寝用の毛布に包まって寝ているではないか・・。

毛布の色が茶色で、みーたんの毛色と若干同化していて寝ているのに気づかなかった。一度目の脱走はサークルの上から。二度目の脱走は同じくサークルの上から。一度目の脱走時、愛犬が使っていないサークルを屋根にしてゲージ風にしたのだが、それを頭で押し上げて脱走したらしい・・。

ケージの屋根部分は、頑丈な木製のもので人が持ち上げるのにも力がいる。今回は、サークルから脱走して、さらに部屋のドアノブを開け、二部屋使って有意義な時間をお過ごしになった様子。ぐっすり眠っていて、私がいることにも気づかなかった。

幸いリアルな脱走には繋がらなかったけど、室内脱走は室外脱走に繋がるので、本当に危険・・。我が家の場合は敷地外に脱走するためには、1.サークルから抜け出す 2.1つ目の部屋の木製ドアを開ける 3.2つ目の鉄の重いドアを開ける。4.庭に出てからドッグランのフェンスを超える。の4つをクリアする必要がある。

みーたんは、見事に2つクリア・・。先日から昼間も2ヶ所のドアの鍵を閉めることに・・。さすがに、鍵は開けられないだろう・・。ママの頭脳勝ちかな?デンデン(以前預かっていた保護柴)が脱走のダの字も感じさせなかったので、柴犬の脱走癖を甘く見ていた。

今回は、本当に脱走には細心の注意を払わなきゃ!脱走中に車にひかれただとか、見つからないだとか・・、不幸な話をよく耳にするが、私が当事者になってしまったら一生立ち直れない気がするので、それだけは本当に避けなければいけない・・。

そして、昨日はようやくみーたんをお風呂に!!保健所から我が家に来て、はじめてのお風呂。本当は獣医師さんに週1目安といわれているのだが、日常に追われて昨日までできなかった・・ごめんね・・。

シャンプーは、本当にありがたいことにSNSを見てくれた仲良しのバニ友さん(愛犬が縁を結んでくれたバーニーズマウンテンドッグ友達)が大量に送ってくれた。数年シャンプーには困らないくらいシャンプーゲットしたみーたん。感謝感謝!ありがとうなんだわん!

過去が分からない保護犬たちに関しては、本当に慣れるまでが葛藤の毎日。吠えや夜泣き、粗相や破壊行為、脱走、病気・・・。だけど、環境が変化して大変なのはお互いさま。むしろ、お犬たちの方が理由も分からず、見知らぬ場所に連れて来られて大変だよね・・。

私だって実際くじけてしまいそうなことが多々ある・・凹むこともあるし、辛い時間もある。だけど、彼らがニカニカ笑顔を見せてくれるから頑張れる。心が繋がる瞬間があるから救われる。だから、愛だとか色々なものを共有するために、人間が生活環境の工夫をしたり、歩み寄ったりすることが大切なのではないかな?

過去は分からないにしろ、一時的であっても辛い経験をした彼ら・・。悲惨な場合は虐待を受けていることだってある・・。我が家では、現状は私の経済的理由や精神的理由から保護犬を家族にしてあげることができない。

期限はないものの、お預かりして第2の犬生を探すお手伝いをすることしかできない。だけど、彼らにとって私たちと過ごす楽しい時間やこの場所が、体だけじゃなく心のリハビリができる空間であることは間違いないはず・・。

ともあれ、室内脱走を繰り返したみーたん。可哀想だけど、庭ではフェンスを乗り越えないようリード着用になってしまいました・・。かなり心苦しいけど、室内フリー時間が多いから外では我慢してもらいましょう・・。

そして、ちょっと変な恰好になってしまうけど・・。耳が聞こえないから、ハンドシグナルでお座りを覚えたみーたん。ゆっくり色々覚えていこうね!!


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ご報告。保護犬デンデン、本日よりトライアル

今日は午前中から、保護犬デンデン一週間のトライアルです。完全室内飼育で、ペット用の滑らないフローリングに変更。わざわざ業者さんに頼んで室内工事をしてくれました。本当に優しいご夫婦です。

『僕のお荷物、忘れ物ないでしゅか?』。持ち物は、とりあえず一週間で必要なものだけ。ご支援頂いた耳ケア用品や目のケア用品、ブラシや目薬。ウンチ袋やストレス緩和スプレーなど。おやつは、前回訪問時に里親希望者様宅にたくさんあったのでいいかな?『たくさん食べるので、おやつは入れてください』。
あ、あとデンデンの愛用している敷布団。自分の匂いが付いていた方が安心するからね。

里親希望者様宅に到着。デンデンは、自宅前で待っていた旦那様を発見するやいなや、真っ先に旦那様のもとへ走る。前回訪問時も旦那様にくっついてました。大好きなんです。

ご自宅で簡単なケア方法を。耳掃除は慣れるまで、動物病院でやってもらった方がいいね。慢性外耳炎がかなりひどく、耳道がほとんど塞がっているので週1ケアは必須。塞がった状態が長すぎて完全に変形しており、外科手術しか聞こえるようにする方法がないとのこと。

何はともあれ、柴犬デンデン一週間頑張ってもらいます!皆様の愛情と支援物資とともに見届けてきました。

『近いんだから、頻繁にデンデンに会いに来てね!』。奥様の優しいお言葉に涙が出そうになったけど、グッとこらえる。元気いっぱい、笑顔でデンデン見届けました!人の感情は必ず犬に伝わるからね。

皆様、どうか引き続きデンデンにたくさんの応援、宜しくお願いします。デンデン、みんなで第2の幸せな犬生を掴み取ろう!


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ペット(保護活動)ランキング

柴犬デンデン、心の解放

我が家で預かり始めて本日『188日目』の保護犬デンデン。
毎日庭で走り回って山散歩に行き、にこにこ笑顔で健康的な生活を送っている。

しかし、何か足りない。というか、お犬のわりにドライな性格だと感じていた。甘えん坊だけど、私やパートナー、食べ物以外にあまり興味を示さずいつも冷静な感じ。

我が家のバーニーズマウンテンドッグ、ゴールデンレトリバー、ボーダーコリーは、ちょっとしたことでも『わーい!』ってテンション上がるけど、デンデンは何かに特別興味を示して『わーい!』ってなることがない。食べ物以外はね・・
日本犬を飼ったことがないので分からない&同じ犬種でも個体差が大きいから一概には言えないけど、「このクールさは柴犬だからかな?」なんて思っていた。

まさかのペットボトル

今日の朝は、愛犬たちの散歩に行ってからデンデンを庭で遊ばせる。
風でペットボトルが飛んできたので取りに行こうとしたら、デンデンがダッシュでペットボトルのもとへ走った。
まさに、『わーい!』の瞬間。ペットボトルを咥えて、誇らしげな顔。噛んだり転がしたりして楽しそうな姿を見て、私もすごくウキウキした。
デンデンの心が完全に解放された瞬間だったように感じた。

これ僕のでしゅ。いいでしょ

自慢気にペットボトルを咥えて走り回るデンデン。ベランダにちょこ姉さんを発見して、早速自慢しに行く。「これ僕のでしゅ。いいでしょ」
デンデンが何だか楽しそうなので、普段はペットボトルに興味示さないお嬢も羨ましそうに見ている。「ちょっとアタチに貸してくだしゃい」

ママも参加!

楽しそうなので、ママも参加。
デンデンはママがペットボトルを取ろうとしても、噛まずにお利口できる。『僕が一緒に遊んであげましゅ』。

この調子!

さておき、おもちゃで遊ぶということは、色々考えるので脳も活性化されているはず。ストレス発散にも良いし、認知症予防にも効果的。
何よりデンデンの楽しそうな姿を見たいし、色々なものに興味を示して欲しい。
ということで、今日はネットで知育おもちゃと噛むおもちゃを買ってみた。
乞うご期待!



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柴犬デンデンの復活劇写真集

柴犬デンデン、保健所で保護され2019年9月6日に我が家へ。しずおかセラピードッグサポートクラブ、愛犬バーニーズマウンテンドッグ繋がりのお友達 (通称バニ友)、その他お犬友だちや家族など、本当に多くの人々の手によって、デンデンは劇的復活を成し遂げました。

2019/9/3 撮影

しずおかセラピードッグサポートクラブの会長さんたちと、保健所でシャンプー。とても痛々しい姿だけど、ドライの時に皆んなに触ってもらい、すごく嬉しそうだった。人に傷つけられたのに、人が大好き。すごく「純粋な心」を持った犬だと、この瞬間は涙が出そうになった。

デンデンの幸せな「第二の犬生」探し、全力でサポートしようと決意。

2019/9/11 撮影

我が家に来てまだ間もない時期。伊豆の高級鹿販売「DEER BASE IZU しかまる」さんが、大量の鹿肉を。犬の無添加おやつを販売している「こむたまきっちん」さんが大量の魚をデンデンに届けてくれた。良質な肉と魚の動物性たんぱく質で皮膚病の改善を目指すデンデン。

生肉と魚に体を慣らすため、野菜と一緒に少しずつドライフードに混ぜていった。デンデンは来て間もない頃、食べ物に対する執着が凄かった。何度も手を噛まれそうになる。しっかりと決まった時間にご飯をもらってなかったのかな・・・

2019/9/24 撮影

沼津市のドッグサロンビビさんが、ご好意で定期的に炭酸浴やシャンプー設備を貸し出してくれた。デンデン、恐らく初のサロン。ピカピカになった柴犬デンデン。

この頃は、毎日のようにお友だちから寄付金や支援物資が届く。遠い方はわざわざ郵送してくれ、物資を持ってデンデンに会いに来てくれる人も多かった。「こんなに愛おしい生き物を捨てる人間がいる」。そんなことに心底苛立ちを覚えながらも、「1頭の命を救うために、何十人もの人が動いている」という事実に心が救われた。

2019/10/2 撮影

1ヶ月弱で皮膚のベタつきがおさまり、少しずつ白い毛が生えてきた。触るとふわふわで、柔らかい。このあたりから、デンデンの睡眠時間が良い感じに減ってきた。体力がないのか、半月くらいは異常なほど寝ていた。体を揺すっても起きないことが多く、ドキッとしたことも多々。腹部の毛はまだツルツル。

2019/10/10 撮影

1週間で、驚くほど急速に新しい毛が生えてくる。肢の皮膚の色も完全に見えなくなった。腹部の毛も少しずつ生えてきた。我が家にも慣れ、この辺りからワガママに。ヤンチャっぷりもエスカレート。「辛い思いをしてきたんだから、めちゃくちゃ甘やかそう」という気持ちと、「ワガママになりすぎると、これから出会う永遠の飼い主さんが困る」という気持ちの間で揺れ動く。

2019/10/16 撮影

驚くスピードで腹部の毛が生えそろう。写真は、バニ友さんにいただいたフードやおやつ。デンデン、この日はビーフのウエットフードに大興奮だった。

2019/11/2 撮影

1ヶ月で一気にきれいな毛が生えそろった。朝は庭のドッグランで走り回り、昼はおしっこと目や被毛のケア。夜は、ぱぱ&ままと3人でお山の散歩。すごく元気だけど、この時期から夜泣きがはじまる。

2019/12/15 撮影

皮膚病も完全に治り、デンデン初の譲渡会参加。しかまるさんが伊豆から応援に来てくれ、デンデンたくさんおやつをもらう。

見知らぬ環境、見知らぬ人。それでも穏やかに振る舞うデンデン。でもやっぱり体は正直。疲れたせいか、帰宅後は長時間爆睡していた。デンデンが永遠の家族に出会えるよう願いながら、まだ一緒にいたいと欲が出る。

2020/1/21 撮影

新しい年を迎えたデンデン。すっかりフカフカの冬毛。家では慢性外耳炎を悪化させないよう、ケアが欠かせない。幸い、耳掃除も目薬も大好き。触られること、人に構ってもらうことが大好き。

最近のデンデン

お気に入りの写真。昼のおしっこタイムに撮影。走り回ってにこにこ笑顔。こんな美しい柴犬いるだろうか?と完全に「親ばか」モード。

ありがとう

最後に、デンデンをこんなに「生き生きとした犬」に生まれ変わらせてくれて、本当にありがとうございました。

私が預かることを知り、すぐに物資を支援してくれた姉やバニ友さんたち。支援金を振り込んでくれたお友だち。柴犬グッズを作ってくれた姉。鹿肉を未だに送ってくれる「しかまる」さん。魚を大量に持ってきてくれた「こむたまきっちん」さん。デンデンの被毛ケアをしてくれたドッグサロンビビさん。その他のお犬友だち。犬友ではないお友達。

動物病院の獣医師さん、お世話してくれた保健所担当者さん。朝日新聞で保護犬について取り上げてくれた担当者さん。毎晩お散歩に同行して、デンデンを可愛がってくれる彼。そして日々捨て犬のために走り回る「しずおかセラピードッグサポートクラブ」会長、笠井さんとメンバーさんたち。

「僕を救ってくれてありがとう!なんだわん」by 柴犬デンデン



寄付のお願い

NPOしずおかセラピードッグサポートクラブ

沼津信用金庫 本店 普通 538294
名義 NPOしずおかセラピードッグサポートクラブ


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