犬の手作りご飯や小動物栄養学に関するおすすめの本

最近では、愛犬に手作りご飯を与える飼い主さんが増えました。そこで今回は、「愛犬に手作りご飯を与えたい」と考えている飼い主さんや「犬や猫(小動物)の栄養学知識を習得したい」と思っている方におすすめの本を紹介させていただきます。

なお、こちらの記事内の本の紹介に関しては、一犬の管理栄養士としての個人的な見解が多い旨を予めご了承ください。

初心者におすすめの本

ここでは、犬の手作りご飯やトッピングご飯初心者の方、これから手作りご飯にチャレンジしたい方におすすめの本をご紹介させていただきます。なお、BOWWOW Info.サイト内でも、手作りご飯を中心とした【犬の食事管理】情報を配信しております。

『トッピングにお役立ち!わんこの食べもの事典 食材230種類』

この本は、私が手作りご飯を作り始めたばかりの頃、必ずキッチンに置いて活用していた本です。2名のホリスティック獣医師が監修しており、それぞれの食材の特徴を分かりやすく説明。「5kg、10kg、20kg」の犬の場合の各食材使用量目安が記載されているので、愛犬の体重と比較して食材の量を決めるときに役立ちます。

犬の手作りご飯全体の栄養素の配合バランスなどの詳細が記載されていないため、ドッグフード(総合栄養食)と一緒に与えるトッピングご飯を作るときの参考にする、または他の手作りご飯(犬の栄養学)の本と併用して読むと良いでしょう。

この本では、食材基礎知識が身につくので、いずれ愛犬に手作りご飯を作りたいと考えている方には、トッピングご飯に限らず役立つ本です。その他、それぞれの食材の使用時注意点や与え方の例、おすすめの食べ合わせ食材などについても紹介されています。

基本情報:➤発売日: 2016年06月 ➤著者: 阿部佐智子 ➤出版社: 芸文社 単行本 ➤ページ数: 100p

『犬ごはんの教科書 スープストックで手軽に続けられる体によい食事』

この本は、愛犬手作りご飯初心者の方が必要とする情報が簡潔にバランスよく書かれており、犬の手作りご飯について広く浅く知りたい方におすすめです。

犬の手作りご飯の分量(割合)の目安や目的別のレシピ(胃腸や皮膚、関節、腎臓など、様々な犬の健康状態に応じたレシピ)や季節ごとのレシピが載っています。なお、個人的に面白いと感じたのが、犬の体の冷えと免疫力の関連性や体を温める食材、冷やす食材への配慮についての内容でした。

基本情報:➤発売日: 2018年10月09日 ➤著者/編集: 俵森 朋子 ➤出版社: 誠文堂新光社 ➤発行形態: 単行本 ➤ページ数: 144p

『元気で丈夫な子にするための「手作り犬ごはん」の食材帖』

この本は、先述で紹介させていただいた『トッピングにお役立ち!わんこの食べもの事典』と同様、食材に関しての情報が多く載っている本ですが、レシピも紹介しているので実用性があります。

その他、簡単な説明ではあるものの、犬のアレルギーや肥満、愛犬に手作りご飯を与える方は必ず行ってほしいBCS(ボディ・コンディション・スコア)の確認方法なども載っています。

基本情報:➤発売日: 2011年02月 ➤著者/編集: 岡本羽加, 高崎一哉 ➤出版社: 日東書院本社 ➤発行形態: 単行本 ➤ページ数: 111p


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中級者におすすめの本

ここでは、犬の手作りご飯中級者や栄養学について勉強し始めた方、愛犬の病気に応じて食事管理を行いたい方におすすめの本をご紹介させていただきます。

『犬と猫の栄養学』

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ペット栄養コンサルタントの著者が執筆した、犬の栄養学に関しての本。ある程度、手作りご飯の分量や食材に関しての知識が身についている方におすすめです。

犬に必要な栄養素の詳細やエネルギー代謝について、エネルギー要求量など、栄養学の基本知識が分かりやすく書かれており、小動物栄養学の参考書の中では文章表現方法が分かりやすいのが特徴。手作りご飯中級者の方でも、十分内容を理解することができます。

ドッグフードのラベルの見方やライフステージ別の栄養管理に関しても書かれているため、手作りご飯を作っている飼い主さんに限らず、ドッグフード選びで悩んでいる飼い主さんにもおすすめです。その他、犬の疾患に応じた食事管理(臨床栄養学)の基本的なポイントについても、分かりやすく書かれています。

基本情報:➤発売日: 2016年01月 ➤著者/編集: 奈良なぎさ ➤出版社: 緑書房(中央区) ➤発行形態: 単行本 ➤ページ数: 143p

『健康維持・病気改善のための愛犬の食事療法』

ホリスティック獣医師による、病態別&成長別の180種類のレシピが搭載された食事療法の本です。東洋医学的観点での食事療法が主な内容となるため、読む方によっては好き嫌いが生じやすいので注意が必要。

個人的には、愛犬が悪性腫瘍を発症していた経緯から、がんにおける食事管理、他、手作りサプリメントの作り方などを参考にしています。その他、レシピで使用している食材が一風変わったものが多く、一般的な犬の手作りご飯レシピ本とは少し異なった食事療法の本です。

この本に関しては、単体で活用するのではなく、先述で紹介させていただいたような犬の手作りご飯の本(または犬の栄養学に関しての本)と併用して使うのがおすすめです。

基本情報:➤発売日: 2016年04月 ➤著者/編集: イホア・ジョン・バスコ, 伊庭野れい子 ➤出版社: ガイアブックス ➤発行形態: 単行本 ➤ページ数: 273p


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上級者におすすめの本

ここでは、犬の手作りご飯上級者、基本的な犬の栄養学知識をお持ちの方、犬の管理栄養学を勉強している方におすすめの本を紹介させていただきます。

『動物看護のための 小動物栄養学』

犬や猫などの小動物栄養学について様々な本の制作に携わっている大学教授、阿部又信先生による栄養学の参考書。犬の栄養学の基礎知識を既に習得している方におすすめの本で、基礎知識がしっかりと身についていないと、読解が難しいので注意が必要。

栄養素の特徴や生理作用、欠乏症&過剰症などの5大栄養素それぞれの詳しい説明はもちろん、ペットフードについての情報も多く載せられています。その他、犬の疾患に応じた食事管理(臨床栄養学)についても、非常に詳しく解説されているのが特徴です。

基本情報:➤出版社: ファームプレス ➤改訂3版(2008年3月1日) ➤発行日: 2008年3月1日 ➤単行本ハードカバー ➤ページ数:150p

『臨床栄養学 獣医学教育モデル・コア・カリキュラム準拠』

犬の栄養学の基礎知識を既に習得している方におすすめの本で、基礎知識がしっかりと身についていないと、読解が難しいので注意が必要。とても専門性の高い参考書です。

犬を始めとする小動物のエネルギー&エネルギー代謝について、個々の栄養素の消化吸収方法、糖尿病や慢性腎臓病、尿結石に応じた様々な臨床栄養学について詳しく説明されています。臨床栄養学の本ですので、犬の体の構造や病気についての知識を習得してから読むと分かりやすいでしょう。

基本情報:➤発行日: 2015年4月1日 ➤著者/編集: 左向敏紀, 阿部又信 ➤出版社: EDUWARD Press ➤ページ数: 173p


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記事作成者:  望月 紗貴

犬たちの幸せ(=飼い主の意識の向上)を目的とし、BOWWOW Info.情報配信サイトを開設。犬の管理栄養士、救命士、介護士など、多数資格を保有。様々な企業のドッグフード開発コンサルティングや配合設計などを行う。

©️犬の情報配信サービス BOWWOW Info.