愛犬の健康維持に役立つドッグフードの選び方

最近ではドッグフードメーカーや種類も多くなり、プレミアムドッグフードと呼ばれる高額な商品も多くなりました。しかし、ドッグフード選びで一番大切なことは、愛犬の健康維持に役立つか(愛犬の体に適したドッグフードであるか)否かの判断です。

今回は、愛犬のことを一番理解している飼い主さんが正しく「愛犬に適したドッグフードであるか」判断するために必要となるドッグフードラベルの見方に重点を置いて、品質の良いドッグフードの選び方をご紹介致します。

パッケージやラベルには、愛犬に適した品質の良いドッグフードであるか否かを判断するために必要な情報がたくさん記載されているので、価格の高さや宣伝などに紛らわされずにしっかりと確認しましょう。

なお、体質別・病気別の食事管理については、【食事管理ページ】をご確認ください。


適したドッグフードは犬によって異なる

品質の高いドッグフードは数多くありますが、全ての犬に適しているとは限りません。また、「高額なドッグフード=愛犬の健康維持に役立つ」とは言いきれませんので、ドッグフードを選ぶときには注意が必要です。

ドッグフードの選び方で何より重要なことは、愛犬の犬種別のかかりやすい病気や体質、運動量などを配慮すること。愛犬を一番良く見ている飼い主さん自身が、多角的視点でドッグフードを分析することが大切です。

ドッグフードの選び方(一例)

ここでは、愛犬に合ったドッグフードの選び方として、一例を挙げさせていただきます。

これは、病気を発症していない健康的な犬の例(体質的問題)ですので、病気が原因でトラブルが引き起こされている場合は、必ず獣医師に相談の上、適切な治療を受けましょう。

体質別・病気別の食事管理 ➡【食事管理ページ】をご確認ください。

・下痢や軟便が多い犬の場合: 腸の健康維持に役立つ機能性成分(悪玉菌の増殖制御に役立つビフィズス菌やビフィズス菌増加に役立つフェカリス菌など)が配合されたドッグフードを選んだり、海藻などに含まれる発酵性食物繊維が適度に含まれたドッグフードを選ぶ。その他、消化しやすい動物性たんぱく質(魚など)を主原料にしたドッグフードであるか否か、酵素の配合などにも配慮することがドッグフード選びで重要となる

下痢や軟便になりやすい犬の食事管理方法は ➡【こちら】

このように、下痢や軟便が生じやすい犬の場合は、腸の健康維持に役立つドッグフード選びを行うことが大切です。腸は体の最大の免疫器官ともいわれるほど重要な部位で、免疫細胞の6~7割程度は腸に集中しています。

そのため、どんなに良いドッグフードを与えたとしても、腸が不健康な場合は免疫力低下によって病気を発症しやすくなります。

このケースでは、下痢によってしっかりと栄養素が吸収されないならば、良いドッグフードを与えても意味がなくなってしまいますので、ドッグフード選びでは品質の良さに配慮することも重要ですが、愛犬の体質を第一に考えることが大切です。


ドッグフードのラベルで確認する方法

ここでは、愛犬の健康維持に役立つドッグフードの選び方の1つとして、パッケージやラベルを確認して判断する具体的な方法をご紹介致します。なお、愛犬がアカナのドッグフードを与えているため、アカナドッグフードを一例としてご紹介致します。

パッケージ全体を確認してドッグフードを選ぶ

ドッグフード選びの第一段階として、まずはパッケージ全体を確認します。パッケージや宣伝を確認するメリットは、そのドッグフードの特徴が分かりやすく記載されているということです。

無添加を売りにしていたり、グレインフリーを売りにしていたりとドッグフードによって様々ですが、飼い主さんが重要視しているポイント&愛犬の体質に合っているかなど、大まかに判断するのに役立ちます。

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パッケージや宣伝を見るときの注意点

・「保存料・着色料不使用」など、特定の保存料について不使用だと記載があるドッグフード
➡ 他の添加物を使用している可能性があります
・「人工添加物(化学合成添加物)不使用」
➡ 一般的に、犬の体に害が生じにくい天然添加物は使用しています
・「ヒューマングレード」
➡ ペットフード公正取引協議会の公正競争規約で「ヒューマングレード」という定義がないことから、あくまでメーカーが判断したヒューマングレードということ。ただし、ヒューマングレード記載があるドッグフードは、原材料などにこだわっている商品が多いのが特徴
・「犬のアレルギーに配慮」などの記載があるドッグフード
➡ アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)は犬によって異なります。アレルギーに配慮したドッグフードとは、あくまで一般的に犬のアレルゲンになりやすい原材料を使用していない、または単一動物性タンパク質(動物性タンパク質の原料を1つしか使用していない)ドッグフードで、完全にアレルギーを引き起こさないわけではありません

愛犬に食物アレルギーがある場合は、【犬の食物アレルギーと食事管理】【食物アレルギー 低アレルゲンドッグフードの選び方】をご確認ください。


ラベルを確認してドッグフードを選ぶ

ドッグフード選びでラベルを確認する場合、主に以下内容を確認します。

① ドッグフードの商品名
② 用途表示(対象年齢)
③ 総合栄養食表記の有無(栄養適正表示)
④ 保証成分値
⑤ 原材料


ドッグフードの商品名を確認

ドッグフード選びを行うときに大抵は商品名を確認するかと思いますが、ドッグフードの商品名には特徴や原材料名が組み込まれていることがあります。

特に、原材料名が商品名に記載されているときは最も多く使用している原材料を明記することになっているので、ドッグフード選びに役立ちます。

アカナドッグフードの例

・アカナ ヨークシャーポーク
➡ 新鮮ヨークシャー種豚肉(16%)が、最も多く使用されている
・アカナ グラスフェッドラム
➡ 草を与えられて育った(グラスフェッド)生ラム肉(18%)が、最も多く使用されている


用途表示(対象年齢)を確認

当たり前のことですが、ドッグフードは対象とした犬の年齢に応じたものを与えます。ライフステージごとに犬の体に必要とされる栄養素(栄養配分)が異なるので、愛犬の年齢に合ったドッグフードを選びましょう。

また、小型犬や中型犬、大型犬用、または特定の犬種用のドッグフードもありますが、これらはそれぞれの特徴に配慮して作られているものが多いのが特徴です。一例として、私が愛犬ドーベルマンに与えているものは、「大型犬のパピー用」で大型犬の緩やかな成長過程に配慮して作られています。


総合栄養食表記の有無(栄養適正表示)を確認

総合栄養食とは、健康的な犬であれば該当のドッグフードと水だけで生命維持(健康維持)ができるペットフードを指し、日本では米国飼料検査官協会(AAFCO)の栄養基準ガイドラインを採用しています。

最近ではプレミアムドッグフードと呼ばれるような比較的高額なドッグフードであっても、実は総合栄養食表記がないものも多くあります。

主に犬に必要な栄養素や成分の配合割合などに詳しくない方(自身で分析してドッグフードを選ぶことができない方)に関しては、総合栄養食表記があるドッグフードを選ぶと無難です。


保証成分値を確認

ペットフード安全法では、ドッグフードラベルに(保証)成分値として、以下の5つの項目の表示が義務付けられています。

①粗タンパク質量 ②粗脂肪 ③粗繊維 ④粗灰分 ⑤水分

ドッグフード選びでは、最低限「粗たんぱく質量」や「粗脂肪」などは確認しましょう。

粗タンパク質の例)

粗タンパク質量は厳密に言うと「窒素化合物」の量を測って、それをタンパク質に換算して割り出された数値であるため大まかな数値となります。

しかし、ドッグフード選びでは必ず目安として確認しておきたい数値です。

AAFCO基準では、子犬(成長期)で粗タンパク質 22.5%以上、維持期(成犬)で粗タンパク質 18.0%以上となりますが、最近では、ドッグフードに関しては生物学的に「タンパク質量(動物性タンパク質)が多めに配合されているほうが良い」とされています。

タンパク質の含有量に関しては飼い主さんの考え方次第ですが、やはり一般的には犬の消化吸収性(体内に蓄積しにくく栄養源になりやすい)や犬などの動物体に占めるタンパク質の割合(20%程度の構成成分)を前提に考えると、犬にとって5大栄養素の中でタンパク質が最も重要視される栄養素となりますので、含有量や質には配慮が必要です。

ちなみに、私が愛犬ゴールデンレトリバーとボーダーコリー(維持期)に与えているアカナのグラスフェッドラムは、粗タンパク質 31%以上。愛犬ドーベルマン(成長期)に与えてるアカナのパピーラージブリードは、粗タンパク質33.0%以上です。

ただし、全ての犬において粗タンパク質量が多いものを与えた方が良いというわけではなく、重度の腎臓病の犬などを中心にタンパク質量の制限が必要となる犬もいます。

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粗脂肪の例)

粗脂肪においてもジエテルエーテル(分析方式)で換算されているため、確実な数値ではありませんが、肥満気味の犬や体重管理を目的とした犬、運動量が低下している老犬の場合、極力少ないドッグフードを選ぶことをおすすめします。

ドッグフードに関しては、総エネルギー量が同値であったとしても、脂肪が体に吸収しやすいという特性ともっていることから粗脂肪が多い方が体重が増加しやすくなります。

脂肪は、炭水化物やタンパク質と比較すると、吸収されやすく肥満の原因になりやすいので、体重管理が必要な成犬や老犬に関しては、同じエネルギー量であったとしても粗脂肪が低いドッグフードを選んだ方が良いでしょう。

粗灰分の例)

粗灰分とは、ドッグフードに含まれるマグネシウム量の指標となる数値です。粗灰分は、一般的には7%前後が理想ですが、尿結石を発症したことがある犬や発症リスクの高い犬種に関しては、灰分が低いドッグフードを与えた方が良いでしょう。

その他の例)

私の場合:愛犬2頭が大型犬(ドーベルマン・ゴールデンレトリバー)&中型犬1頭(ボーダーコリー)が先天的股関節形成不全
➡グルコサミンやコンドロイチンが成分値で明らかになっている(適量配合されている)ドッグフードを選択

(アカナグラスフェッドラム:グルコサミン 600mg/kg、コンドロイチン 800mg/kg 以上)
(アカナパピーラージブリード:グルコサミン 1400mg/kg、コンドロイチン 900mg/kg 以上)

上記はドッグフード選びのほんの一例ですが、このような感じで愛犬に必要な栄養素を調べて成分値に配慮することも大切です。


原材料を確認

原材料の確認は、アレルギーに配慮したり品質を確認するために大切です。なお、原材料に関しては、使用量の多い順にラベル明記されています。

例)

・食物アレルギーがある犬(アレルゲンが特定されている犬)
➡原材料にアレルゲンが含まれていないか確認
・太りやすい犬、または体重管理をしている犬
➡米類やトウモロコシのような炭水化物が多い原材料は避ける
・下痢などをしやすい犬
➡魚やラム肉などの消化吸収性の高い原材料を選ぶ
・愛犬バーニーズマウンテンドッグの場合
➡悪性腫瘍を発症した経緯から、(手作り食ですが)糖質制限のため炭水化物が少ない食事を与えるよう配慮


原材料を確認するときの注意点 ①

ドッグフードによっては、原材料の「ミール」表記に注意が必要です。これは、ドッグフードに含まれている肉の副産物を指しますが副産物自体が悪いのではなく、品質が不明確であることが一番の問題です。

私が好んで購入しているアカナのドッグフードにも「~ミール」表記がありますが、新鮮な原料を使用しているのが明確な場合は、特に問題視する必要はありません。

アカナのように原材料の鮮度や大体の仕入元などを明記していたり、バランスの良い栄養源にするために副産物を使用していることもありますが、単純に製造コスト削減のために新鮮でない副産物を使用している場合は注意が必要です。

「ミール」表記があるドッグフードについては、肉の新鮮さや調達元の明記などがあるメーカーのドッグフードを選ぶなどの配慮が必要となります。

原材料を確認するときの注意点 ②添加物

添加物には、化学合成添加物(人工添加物)と天然添加物がありますが、極力化学合成添加物は不使用のドッグフードを選ぶことをおすすめします。

これも飼い主さんの考え方によりますが、私の場合は愛犬2頭(バーニーズマウンテンドッグ・ゴールデンレトリバー)が悪性腫瘍の好発犬種のため、手作り食はもちろんですが、ドッグフードを与えるときも、長期継続摂取によって発がんリスクが高まるような添加物が含まれたドッグフードは与えないようにしていました。


愛犬に合ったドッグフードで健康維持を目指そう!

今回は、ラベルの見方を中心にドッグフードの選び方について紹介致しましたが、犬によって「健康維持に効果的なドッグフード」は異なります。

ドッグフード選びを行う際は、購入時だけでなく購入後実際に愛犬に与えた後の便の状態や皮膚・被毛の状態などを確認しながら、適したドッグフードを選ぶようにしましょう。

なお、体質別・病気別の食事管理については、【食事管理ページ】をご確認ください。

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記事作成者:  望月 紗貴

犬たちの幸せ(=飼い主の意識の向上)を目的とし、BOWWOW Info.情報配信サイトを開設。犬の管理栄養士、救命士、介護士など、多数資格を保有。様々な企業のドッグフード開発コンサルティングや配合設計などを行う。

©️犬の情報配信サービス BOWWOW Info.

皮膚の弱い犬の食事管理&ドッグフードの選び方

近年、犬のアレルギーが増えているといわれ、アレルギー性皮膚炎を中心に皮膚の弱い犬のドッグフード選びで悩む飼い主さんが多くいます。今回は、皮膚の弱い犬の食事管理法(ドッグフードの選び方)&おすすめのドッグフードを中心にご紹介致します。


皮膚の役割と食事管理の重要性

皮膚は主に、犬の体温を調整したり、内臓を守ったりするために、必要不可欠な臓器です。その他、外部から加わる刺激や細菌、ウイルスなどから体を守ったり、体内に存在する水分が無くならないようにするためなど、多くの働きを持ちます。そのため、皮膚はかなりの頻度で機能(代謝)し続けています。

このように、皮膚では絶え間なく栄養素が合成&分解されているため、食事に含まれるたんぱく質や脂肪、ビタミン類を始めとした栄養素がバランスよく含まれていないと、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーを発症するなど、皮膚の健康維持が困難になります。

その他、十分な栄養が食事に含まれている場合であっても、何かしらの病気や老衰によって代謝異常が犬の体で生じている場合、皮膚への影響が出やすいため注意が必要です。


皮膚の弱い犬のドッグフード選びで重要なこと

ここでは、皮膚の弱い犬のドッグフードを選ぶ際に気をつけたいポイントをご紹介致します。

栄養バランスの整ったドッグフードを選ぶ

  • 総合栄養食表記のあるドッグフードを選ぶ

皮膚が弱い犬は、AAFCO(ペットフードの栄養基準などの基準を設定している団体)の栄養基準を満たしている総合栄養食表記のあるドッグフードを選ぶことをおすすめします。

その他、病気によって皮膚に問題が生じている犬の場合は、動物病院で適切な治療を受けて獣医師に食事管理について相談しましょう。

たんぱく質の内容や質に注意してドッグフードを選ぶ

  • 皮膚が弱い犬は、含硫アミノ酸が多く含まれるドッグフードを選ぶ
  • コラーゲンの原料となる「アルギニン」などのアミノ酸が多く含まれたドッグフードを選ぶ
  • 必要に応じて、コラーゲンが含まれているサプリメントを使用する

アミノ酸を犬の体に補給するために必要な「たんぱく質」の役割の一つは、皮膚のバリア機能を高めることです。

そのため、皮膚の弱い犬やアトピー性皮膚炎などの問題が生じている犬に関しては、皮膚の構成成分となる「含硫アミノ酸(メチオニンやシスチンなどのアミノ酸)」と呼ばれるたんぱく質が多く含まれるドッグフードを選ぶと良いでしょう。

メチオニンやシスチンなどの詳細に関しては、【犬に必要なたんぱく質と食材】をご確認ください。

その他、表皮の内側に存在する「真皮」にはコラーゲンが多く含まれていますが、このコラーゲンの原料となるアルギニンやシステイン、プロリンなどのアミノ酸が多く含まれたドッグフードを選ぶことも大切です。

ドッグフードに含まれていない場合は、サプリメントで補給。ラベルに表記されていない場合は、ドッグフードメーカーに問い合わせてみるのも良いでしょう。


機能性成分が含まれているドッグフードを選ぶ

  1. 皮膚が弱く炎症が生じている犬のドッグフードを選ぶ場合
    「オメガ3脂肪酸(1):オメガ6脂肪酸(5)」配合のドッグフード
  2. アトピー性皮膚炎緩和のためのドッグフードを選ぶ場合
    「オメガ3脂肪酸(1):オメガ6脂肪酸(1~2)」配合のドッグフード
  3. 真皮の構成成分となるコラーゲンが含まれたドッグフード

皮膚の弱い犬のドッグフード選びで重要となる機能性成分は、主に「オメガ3脂肪酸」と「オメガ6脂肪酸」です。

犬の場合、これら脂肪酸を体内で合成できないため、食事で摂取する必要があります。犬においては脂肪酸のうち、「aリノレン酸(オメガ3脂肪酸に属す)」と「リノール酸(オメガ6脂肪酸に属す)」は必須になります。

これら栄養素が不足してしまうと、表皮の最表面に存在する角層のバリア機能が低下してしまうという報告もあり、犬のアトピー性においては、特にリノール酸が低下することで皮膚のバリア機能が著しく低下する傾向にあります。

なお、皮膚が弱い犬で既に皮膚に炎症が生じている場合は、ドッグフードに含まれるオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の含有比率にも注意が必要。

この理想比率に関しては専門家によって見解が異なるものの、「オメガ3脂肪酸(1):オメガ6脂肪酸(5)」が炎症の緩和には効果的だと考えられています。

また、犬がアトピー性皮膚炎の場合は、「オメガ3脂肪酸(1):オメガ6脂肪酸(1~2)」で皮膚炎改善が認められているとの報告があり、犬の皮膚に生じている症状によってこの比率が変動することが分かります。

その他、皮膚が弱い犬には、真皮の構成成分となるコラーゲンが含まれたドッグフードを選ぶと尚良いでしょう。


添加物が含まれているドッグフードは極力避ける

  • 食物アレルギーの犬に関しては、添加物が含まれていないドッグフードを選ぶ

ドッグフードに含まれる「(人工)添加物」や消化性の悪いたんぱく質原料は、アレルギーの原因になることもあるとの報告があります。

食物アレルギーによって皮膚に問題が生じている犬に関しては、添加物が含まれているドッグフードは極力避けると良いでしょう。

ビタミンの含有量に注意してドッグフードを選ぶ

  • 皮膚が弱い犬は、ビタミンAの含有量に注意してドッグフードを選ぶ
  • 皮膚が弱い犬は、ビタミンEの含有量に注意してドッグフードを選ぶ

犬の皮膚に関与する主なビタミンに関しては、ビタミンAとビタミンEです。ビタミンAには様々な役割がありますが、一例として、角化(表皮において細胞が変化していく過程)に大きく関与する栄養素です。

このビタミンAに関しては、多すぎても少なすぎても皮膚疾患の原因になるため、ドッグフードを選ぶときは十分注意が必要。

その他、ビタミンBに関しては抗酸化作用が高いので、皮膚が弱い犬には積極的に与えたい栄養素ですが、ビタミンA同様、過剰に多く与えることは避けなければいけません。

皮膚疾患に関わらずビタミンAやEのような「脂溶性ビタミン」に関しては、過剰症を引き起こしやすいので、手作りご飯を中心に食事管理では気をつけたい栄養素です。

ビタミンに関しての過剰症や欠乏症に関しては、【犬に必要なビタミンと食材】で詳しく説明しています。


質の良いドッグフードを与える

  • 高温加熱したドッグフードは避ける
  • 良質な動物性たんぱく質が主原料のドッグフードを選ぶ
  • 必須脂肪酸の少ないドッグフードは避ける

皮膚が弱い犬に限らずドッグフードは質が良いに越したことはありませんが、特に皮膚が弱い犬の場合は栄養バランスの優れた食事を与える必要があります。

特に、消化吸収性の悪いたんぱく質(高温加熱したドッグフードや植物性たんぱく質が主原料のドッグフード)や、必須脂肪酸の含有量が少ないドッグフードは避けましょう。

なお、品質の低いドッグフードを長期間継続的に与えることで生じる皮膚疾患は、「ジェネリックドッグフード皮膚症」と呼ばれています。

食物アレルギーがある犬のドッグフード選び

食物アレルギーの犬の食事管理やドッグフード選びに関しては、本記事に合わせて【犬の食物アレルギーと食事管理】【食物アレルギー 低アレルゲンドッグフードの選び方】をご確認ください。

皮膚が弱い犬におすすめのドッグフード

ここでは、皮膚が弱い犬におすすめのドッグフードをいくつかご紹介致しますが、皮膚に関連した何かしらの病気が原因の場合は、必ず獣医師に相談して適切な治療を受けましょう。

なお、食物アレルギーの犬のためのドッグフードに関しては、【食物アレルギー 低アレルゲンドッグフードの選び方】で紹介しております。

フォルツァディエチ デルモアクティブ

  • オメガ脂肪酸が配合されている
    (オメガ3脂肪酸 1.2%:オメガ6脂肪酸 3.5%)
  • たんぱく質の消化吸収性に配慮されている

・犬の管理栄養士としての個人的評価 ★★☆☆☆
※上記、皮膚の弱い犬に与える場合の個人的評価


フォルツァディエチ デルモアクティブドッグフードは、アレルギーに配慮した加水分解タンパクが使用されており、皮膚や被毛の健康を維持するための療法食です。

ただし、主原料にポテトを使用している点が個人的に気になります(加水分解タンパクにすることで、消化吸収性を上げている)。その他、療法食のため購入前に獣医師に相談が必要です。

ジウィピークエアドライ ニュージーランド マッカロー&ラム

  • オメガ脂肪酸3&オメガ6脂肪酸が豊富な魚を使用
    (成分値の詳細記載なし)
  • たんぱく質の吸収性に優れている
  • 抗酸化成分(ビタミンE)が配合されている
  • 高温加熱されていない

・犬の管理栄養士としての個人的評価 ★★★★☆
※上記、皮膚の弱い犬に与える場合の個人的評価


ジウィ(マッカロー&ラム)は、エアドライフードで生肉の栄養価値を生かしたドッグフードです。消化率が非常に高く(95%以上)、ドッグフードの殆どの栄養成分が体に吸収されるのが特徴。

ニュージーランド産で、防疫管理及び法規制によって非常に厳しい基準が守られているドッグフードで、オメガ脂肪酸3&オメガ6脂肪酸が豊富な魚を使用。関節の健康維持にも配慮して、グルコサミンやコンドロイチンが配合されています。

ヒルズ 犬用 z/d ultra 食物アレルギー&皮膚ケアドライ

  • オメガ脂肪酸が配合されている
    (オメガ3脂肪酸0.52%:オメガ6脂肪酸4.00%)
  • たんぱく質の消化吸収性に配慮されている
  • 抗酸化成分が配合されている

・犬の管理栄養士としての個人的評価 ★★★☆☆
※上記、皮膚の弱い犬に与える場合の個人的評価


ヒルズ(z/d ultra 食物アレルギー&皮膚ケア)に関しては、食物アレルギーの犬だけでなく皮膚ケアが必要な犬のための療法食。消化性の高い加水分解たんぱく質が使用されており、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸が配合されています。

その他、抗酸化成分が含まれており、皮膚バリア機能を維持するためにも効果的な療法食です。

ヒルズのドッグフードは動物病院でも多く取り扱っている点では安心感がある商品ですが、療法食のため購入前に獣医師に相談が必要です。

オリジンオリジナルドッグフード

  • 低温加熱処理に配慮
  • 使用する原材料へのこだわり
  • オメガ3脂肪酸・オメガ6脂肪酸配合
    1 % オメガ6脂肪酸(以上) 3 % オメガ3脂肪酸(以上) 0.8 % DHA / EPA (以上) 0.2 %

・犬の管理栄養士としての個人的評価 ★★★★☆
※上記、皮膚の弱い犬に与える場合の個人的評価

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オリジンオリジナルドッグフードは、犬に本来必要な栄養素(生物学的に必要であろう栄養素)について追及して作られたドッグフード。

原材料へのこだわりやオメガ脂肪酸配合に焦点を当てて考えると、皮膚の弱い犬にはおすすめ。動物性たんぱく質が豊富なため、免疫力を高めるためにも有効であると考えられる。

ただし、バラエティー豊富な動物性タンパク質が原料に使われているため、食物アレルギーの犬にはおすすめできません。

アーテミス フレッシュミックス (小型犬用)

  • 抗酸化酵素(スーパーオキシドジムスターゼ)配合
  • 使用する原材料へのこだわり
  • 合成保存料(BHA,BHT)、着色料、人工添加物不使用
  • オメガ3脂肪酸・オメガ6脂肪酸配合
    (オメガ3脂肪酸 0.4%以上 ・ オメガ6脂肪酸 2.4%以上)
  • 栄養素が損なわれにくい調理法

・犬の管理栄養士としての評価 ★★★★★
※上記、皮膚の弱い犬に与える場合の個人的評価


アーテミスのフレッシュミックスは、良質な動物性たんぱく質を始めとした原材料へのこだわりや、単一たんぱく質への配慮、栄養素が損なわれにくい加工方法にこだわりをもったドッグフードです。

また、皮膚や被毛の健康維持に有効なオメガ3・オメガ6配合で、腸内環境の健康維持に配慮されていることから、皮膚が弱い犬の免疫力応援が期待できます。

合成保存料(BHA,BHT)や着色料、人工添加物も不使用で作られている、消化吸収性の優れたドッグフードです。

アーテミス フレッシュミックス (中・大型犬用)

  • 活性酸素の除去に配慮したドッグフード
  • 使用する原材料へのこだわり
  • 合成保存料や着色料、人口添加物不使用
  • オメガ3脂肪酸・オメガ6脂肪酸配合
    (オメガ3脂肪酸 0.4%以上 ・ オメガ6脂肪酸 2.2%以上)
  • 栄養成分の吸収効率を高める製法

・犬の管理栄養士としての評価 ★★★★★
※上記、皮膚の弱い犬に与える場合の個人的評価

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アーテミス フレッシュミックス アダルト ドッグ 13.6kg 送料無料
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アーテミスのフレッシュミックスは、良質な動物性たんぱく質を始めとした原材料へのこだわりや、栄養素が損なわれにくい加工方法にこだわりをもったドッグフードです。

また、皮膚や被毛の健康維持に有効なオメガ3・オメガ6配合で、腸内環境の健康維持に配慮されていることから、皮膚が弱い犬の免疫力応援が期待できます。

合成保存料や着色料、人口添加物も不使用で作られている、消化吸収性の優れたドッグフードです。

ただし、鶏・七面鳥・魚・ダック・卵など複数種の動物性たんぱく質原料を使用しているため、食物アレルギーの犬にはおすすめできません。

アカナ パシフィカドッグフード

  • 無冷凍で保存料ゼロ
  • 使用する原材料の品質へのこだわり
  • オメガ3脂肪酸・オメガ6脂肪酸配合
    (オメガ3脂肪酸 2.3% 以上 ・ オメガ6脂肪酸 1.2%以上)
  • 小麦、トウモロコシ、グルテン不使用
  • 低炭水化物

・犬の管理栄養士としての評価 ★★★★★
※上記、皮膚の弱い犬に与える場合の個人的評価


アカナのパシフィカドッグは、良質な動物性たんぱく質を始めとした原材料へのこだわりや、良質な動物性たんぱく質の含有量(最大で75%)にこだわりをもったドッグフードです。

個人的にとても好きなドッグフードメーカーで、愛犬たちのトッピングご飯のドッグフードは、以下同じメーカーのアカナグラスフェッドラムを使用しています。

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[正規品]アカナ グラスフェッドラム 11.4kg
価格:11780円(税込、送料無料) (2021/1/1時点)


愛犬に合ったドッグフードを与えよう!

一言で皮膚の弱い犬といっても、個々の犬の体質や年齢、発症している病気の有無や犬種など様々な要因で「適したドッグフード」は異なります。

ドッグフードを変更する場合は、必ず愛犬の便の状態や皮膚、被毛を始めとした健康状態を確認して、その犬に適しているか否かの判断をすることが大切です。

また、何かしらの病気を発症している犬の場合は、必ずかかりつけの動物病院に食事管理について相談しましょう。


記事作成者:  望月 紗貴

犬たちの幸せ(=飼い主の意識の向上)を目的とし、BOWWOW Info.情報配信サイトを開設。犬の管理栄養士、救命士、介護士など、多数資格を保有。様々な企業のドッグフード開発コンサルティングや配合設計などを行う。

©️犬の情報配信サービス BOWWOW Info.

プレミアムドッグフードの比較一覧〔管理栄養士監修〕

今回はドッグフード選びに役立つ情報として、ペット食育士にドッグフード比較を行っていただきました。ここでは、ドッグフードの主原料となっている動物性たんぱく質やその内容、総合栄養食基準表記、添加物使用の有無、(※1)機能性成分の配合に重点を置いてご紹介致します。


(※1)機能性成分:基本的に犬の生命活動に必要不可欠ではないものの、健康維持において機能的効果が期待される成分。一例として、股関節の健康維持であれば「グルコサミン」や「コンドロイチン」。

皮膚や被毛の健康維持であれば「オメガ3脂肪酸」など。少し前まではサプリメントを追加する形で与えていた成分が多いが、近年ドッグフードにおいてはこれら機能性成分が予め入っている商品も多い

カナガンドッグフード

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カナガンドッグフード チキン 2kg
価格:6880円(税込、送料別) (2020/11/18時点)


カナガンドッグフードの種類や特徴

  • グレインフリー
  • 単一の動物性原材料
  • 化学合成添加物不使用
  • 4Dミート・副産物不使用
  • コンドロイチン・メチルスルフォニルメタン(MSM)配合

カナガンドッグフードは、「グレインフリー(穀物不使用)」のプレミアムドッグフードを発売した先駆者的存在のメーカーで、アレルギー発症リスクが高いとされる穀類は不使用。

良質な動物性タンパク質を主原料に使用。人が食べることのできる基準ともいえる新鮮なチキンを使用したドライフード、ウエットフードのラインナップがあり、離乳直後の子犬からシニアまで全年齢対象。年齢による切り替えが必要ありません。

カナガンではチキン以外の動物性タンパク質を使用していないため、チキン以外の動物性たんぱく質にアレルギーがある犬にはおすすめです。

1kg当たりの価格目安

楽天市場(2㎏)6,880円
1kg 3,440円 ☑プレミアムドッグフードの中でも高め

主な動物性たんぱく質

チキン(配合比率:33%)
カナガンドッグフードの主原料は「新鮮な鶏の生肉」。チキンは「人間が食べられる基準」での品質という面では安心感があります。

総合栄養食表記の有無  △

カナガンは、AAFCO総合栄養食の栄養基準を満たしていますが、独自の栄養基準に基づき製品開発を行っているため、総合栄養食に関する記載はありません。

アカナドッグフード


アカナドッグフードの種類や特徴

  • グレインフリー
  • 原材料へのこだわり
  • グルコサミン・コンドロイチン配合
  • オメガ3脂肪酸・オメガ6脂肪酸配合

アカナドッグフードの特徴は何と言っても原材料へのこだわり。放し飼い新鮮鶏肉や天然太平洋カレイ、太陽の日差しを浴びて熟した新鮮フルーツや野菜などを使用して作られたプレミアムドッグフードです。

人工的なサプリメントを配合せず、動物の内臓や卵などを配合することで野生環境の食性に近い栄養バランスを再現。年齢別製品や中型犬・大型犬用大容量パッケージもあり、ラインナップが非常に多い点も魅力です。

1kg当たりの価格目安

商品によって異なる
<アカナ・アダルト・スモール・ブリード1歳以上の場合>
楽天市場(2㎏)4,125円
1kg 2,063円 ☑プレミアムドッグフードの中では平均的

主な動物性たんぱく質

<アカナ・アダルト・スモール・ブリード1歳以上の場合>
新鮮骨抜き鶏肉 (12%), 鶏肉ミール (12%), 七面鳥肉ミール (12%)

アカナに配合されている鶏肉ミールは、地元農場産の新鮮な肉のレバー、ハツ、腎臓、軟骨などの部位を使用しており、これらは「自然のサプリメント」と呼ばれるほど栄養豊富な部位です。

通常、ドッグフードにおいて「~ミール」表記がある原材料の場合、4Dミートが使用されている可能性があるという観点から避けられますが、アカナにおいては敢えて内臓も配合することで、より栄養バランスが整うよう工夫されています。

※4Dミートとは?
・DEAD(屠殺以外の理由で死んだ動物肉)
・DISEASED(病気を発症している動物肉)
・DYING(死にかけていた動物肉)
・DISABLED(何かしらの障害を持った動物肉)

総合栄養食表記の有無  〇

アカナは、総合栄養食表記のあるドッグフードです。

オリジン


オリジンドッグフードの種類や特徴

  • 高たんぱく質・低炭水化物
  • 原材料へのこだわり
  • グルコサミン・コンドロイチン配合
  • オメガ3脂肪酸・オメガ6脂肪酸配合

オリジンドッグフードの製造販売元である「チャンピオンペットフーズ社」は、カナダで25年にわたり原材料の調達から製造、販売まで一貫した体制でペットフードを作り続けている老舗メーカー。

徹底したこだわりで選び抜いた原材料や、「生物学的」に犬にとって理想的だと考えられるドッグフードの製造開発において、これまでに数々の受賞歴があります。

オリジンドッグフードはラインナップが豊富に揃っているため、食物アレルギーを中心に愛犬に適したドッグフードを選ぶことができるのが特徴。種類によって原材料が異なりますが、全般的に良質な素材を使用することで「より自然に近い犬の食生活」を再現するための工夫がされています。

オリジンオリジナルに関しては、「最高級ランクの肉類80%:フルーツと野菜20%:穀物0%」という黄金比率ともいえるべくバランスで原材料が調整されているのが特徴です。

1kg当たりの価格目安

商品によって異なる
<オリジンオリジナルの場合>
楽天市場(2㎏)5,610円
1kg 2,805円 ☑プレミアムドッグフードの中ではやや高め

主な動物性たんぱく質

<オリジンオリジナルの場合>
新鮮チキン,新鮮ターキー

放し飼いの鶏や七面鳥などの新鮮食材などを使用。肉の配合割合が85%と高めです。チキンやターキーは、比較的食物アレルギー発症リスクが少ないといわれており、低脂肪で嗜好性の高も魅力です。

犬の植生プレミアムドッグフードに複数種の動物性タンパク質を配合するケースは、ここ最近のプレミアムドッグフード業界で主流になりつつある手法で、あえて複数種を配合することでより自然環境に近い食生活となり、アレルギー発症リスクを下げるという栄養論に基づいています。

総合栄養食表記の有無  〇

オリジンオリジナルは、総合栄養食表記のあるドッグフードです。

ドット わん


ドット わんドッグフードの種類や特徴

  • 化学合成添加物不使用
  • 原材料のこだわり

ドットわんは化学合成添加物を使用せず、「茹でる、蒸す、炊く」といった人の食事と同じ調理法で作られています。その他、原材料別の産地記載表記がされているのが特徴。全てのドッグフードが国内製造で、「安心感」に拘りを持ったプレミアムドッグフードです。

ドライフードは500gのミニサイズパッケージなので、愛犬の気分や好みに合わせて牛、鶏、魚、豚とローテーションをしたりブレンドしたりとアレンジも楽しめます。

1kg当たりの価格目安

<ドットわん牛ごはん-Red mindの場合>
楽天市場(500g x 2個)
1kg 3,828円 ☑プレミアムドッグフードの中でも高め

主な動物性たんぱく質

<牛ごはん-Red mindの場合>
牛肉 

粗たん白質 30.0%以上。全て検査済の国産牛を配合しており、牛エキスに関しては厳しい基準をクリアしたものを使用。加熱処理を済ませてから配合しています。

総合栄養食表記の有無   〇

ドットわん牛ごはん-Red mindは、総合栄養食表記のあるドッグフードです。

ブッチ ドッグフード


ブッチドッグフードの種類や特徴

  • グルテンフリー
  • 化学合成添加物不使用
  • 原材料へのこだわり
  • オメガ3脂肪酸・オメガ6脂肪酸配合
  • 高たんぱく質

ブッチのプレミアムドッグフードは、ニュージーランド産(環境規制が世界一厳しい国だといわれている)の原材料を用いて、生肉とほぼ同等の栄養成分&水分含有量(70%程度)になるよう、独自の製法で作られています。

これまでのドライフードやウエットフードとはまた別の、新たなタイプのプレミアムドッグフードです。大きなソーセージのようなパッケージがインパクトがあり、近年話題を集めています。

ブッチのプレミアムドッグフードは子犬からシニアまで与えることができ、手作り食のトッピングとしても使用できます。

1kg当たりの価格目安

<ブラック・レーベルの場合>
楽天市場(2㎏ x 2本)5,720円
1kg 1,430円 
☑ kg計算で考えると価格は安いが、水分量が多いため給与量を考慮するとプレミアムドッグフードの中ではやや高め

動物性たんぱく質

最大で92%
ビーフ、ラム、チキン

新鮮なニュージーランド産ビーフ、ラム、チキンを使用。

ニュージーランド行政機関の第一次産業省による、厳格な検査に合格したヒューマングレードの原材料のみを厳選しています。これらの原材料は生産者から冷蔵状態で毎日納品され、納入後数時間のうちに加工・製品化され、まさに「生」に近い状態のままで愛犬に与えることができるよう工夫されています。

総合栄養食表記の有無  〇

ブッチのブラック・レーベルは、総合栄養食ドッグフードです。

まとめ

今回は、5つのプレミアムドッグフードについて特徴をまとめました。ドッグフードを選ぶときは、何より「愛犬の体に適したドッグフード」を選ぶことができるように、飼い主さん自身がしっかりフードの特徴や原材料などを確認することをおすすめします。

【犬の食事管理記事一覧】


WRITER Profile

記事作成者:  大谷 幸代

トリマーやペット食育士、愛玩動物飼養管理士など多数のペット資格を保有。国内最大手のペット関連企業にてプロジェクトリーダーとして活躍。


記事監修・編集者:  望月 紗貴

犬たちの幸せ(=飼い主の意識の向上)を目的とし、BOWWOW Info.情報配信サイトを開設。犬の管理栄養士、救命士、介護士など、多数資格を保有。様々な企業のドッグフード開発コンサルティングや配合設計などを行う。

©️犬の情報配信サービス BOWWOW Info.

食物アレルギー 低アレルゲンドッグフードの選び方

近年、犬や猫の食物アレルギーが増え、ドッグフードを中心に愛犬の食事に悩む飼い主さんも増えました。今回は、アレルギー体質の犬のドッグフード選びに役立つ内容を紹介致します。

なお、犬がアレルギーになりやすい食べ物(犬のアレルゲンになりやすい食材)やアレルギー検査方法、食事管理の基本に関しては、事前に【犬の食物アレルギーと食事管理】をご確認ください。

低アレルゲンドッグフードの選び方

まずは、低アレルゲンドッグフードの選び方の基本について説明します。食物アレルギーの可能性がある場合は必ず獣医師に相談し、適切な検査を受けさせましょう。

ドッグフードの選び方 ポイント① 

✔ アレルギー検査で反応があった原料が含まれていないドッグフードを選ぶ

抗体(IgE)測定検査とリンパ球測定検査でアレルゲンが特定された場合、対象となるアレルゲンが含まれていないドッグフードを選びましょう。

ドッグフードの選び方 ポイント②

✔ 合成添加物が含まれていないドッグフードを選ぶ

現段階では犬における食品添加物アレルギーに関しては知見が乏しいとされていますが、犬の食物アレルギーがドッグフードに含まれる添加物に関与しているという多くの総説があります。

アレルギーに関わらず、合成添加物は長期継続摂取させることで犬の健康に被害を及ぼす可能性があるため、可能な限り無添加、または天然添加物のみ使用したドッグフードを選ぶと良いでしょう。

ドッグフードの選び方 ポイント③

免疫力強化に役立つドッグフードを選ぶ

食物アレルギーは免疫に大きく関与しているため、犬の免疫力を強化するための食事管理にも配慮した上でドッグフードを選ぶと良いでしょう。

免疫力を高めるためには腸内環境の健康維持に役立つドッグフードを選び、必要に応じてサプリメントを活用。免疫力を高めるための食事管理方法に関しては【軟便や下痢になりやすい犬の食事】で詳しく紹介しています。

ドッグフードの選び方 ポイント④

犬のアレルゲンになりやすい食べ物を避けてドッグフードを選ぶ

犬においては、牛肉、大豆、鶏肉、牛乳などにアレルギー反応を示すことが多いと考えられていますが、アレルギー検査でアレルゲンが特定されなかった場合や症状が緩和されない場合、犬全般においてアレルゲンになりやすいと考えられている食べ物を避けてドッグフードを選ぶと良いでしょう。

※アレルゲンになりやすい食べ物
牛肉、牛乳、鶏肉、豚肉、卵、小麦、米、オートミール、トウモロコシ、大豆、いんげん豆など

ドッグフードの選び方 ポイント⑤

状況に応じて、新奇たんぱく質か加水分解たんぱく質を選択する

アレルゲンが特定されている場合 ⇒ 新奇たんぱく質

過去に「長期間犬の体に摂取されてきたたんぱく質」がアレルゲンとして認識されやすいという考え方を前提に、過去に摂取したことのない(または摂取した回数が少ない)たんぱく質源(=新奇たんぱく質)を使用することで、アレルギー症状が引き起こされにくくなると考えられます。

そのため、アレルゲンが特定されている場合は、対象となるアレルゲン原料を使用していないドッグフードを選ぶことはもちろん、ラム肉やダック肉、サーモンなど今まで犬が食べる機会の少なかったたんぱく質を原料としたドッグフードを選んだ上でアレルギー症状が改善されるか確認すると良いでしょう。

アレルゲンが特定されていない場合 ⇒ 加水分解たんぱく質

アレルギー検査でアレルゲンが特定されなかった場合は、一般的に加水分解たんぱく質を使用したドッグフードを試すと良いとされています。

加水分解たんぱく質とは、たんぱく質を酵素などを利用して分解処理したもので、たんぱく質の分子が小さくされることでアレルギー反応を引き起こしにくくすることが目的です。

例えば、牛肉にアレルギー反応を示す犬であっても、加水分解された牛肉に対してはアレルギー反応を示さないと考えられていますが、加水分解たんぱく質の効果に関しては様々な説があり、専門家によって大きく見解が異なります。

現状、加水分解たんぱく質の安全性についても不明確な点が多いのが問題点として挙げられますので、どうしてもアレルゲンが特定されず症状が緩和されない場合には獣医師に相談して一時的に加水分解たんぱく質を使用したドッグフードを試してみると良いでしょう。

低アレルゲンドッグフード

ここでは、市場に出回っている低アレルゲンドッグフードの特徴や原料を紹介します。犬によってアレルゲンは異なりますので、原材料をしっかりと確認してアレルゲン除去食を選びましょう。

なお、アレルゲン除去食(療法食)に関しては、大抵はアレルギー検査時に動物病院で獣医師が処方してくれます。

プロフェッショナルバランス「アレルゲンケア」


対象:
1才以上の成犬(同じシリーズに「11才以上の犬用」と「ダイエット犬用」あり)
特徴:
多数のたんぱく質源を使用せず、魚(サーモンなど)と米にたんぱく質源を特定したドッグフード。その他、皮膚の健康維持に有効とされるオメガ3脂肪酸を配合。ミネラルやアミノ酸バランスに配慮されているため、尿路結石が発生しやすい犬の健康維持も期待できるドッグフード
原材料:
コーンスターチ、加水分解チキン、植物性油脂、セルロース、動物性油脂、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、クロライド、マグネシウム、銅、鉄、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、乳酸、ビタミン類(B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、アミノ酸類(タウリン、トリプトファン、メチオニン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)

✔ プロフェッショナルバランス「アレルゲンケア」評価:特に有害となりうる化学合成添加物は含まれていないようだが、「~エキス」や「~パウダー」など、原料の不明確性が気になる。原材料の品質の良さは期待できないものの、犬のアレルギーに配慮したドッグフードの中では価格が安いのがメリット。


VetSolution 犬用 「皮膚サポート」


特徴:
加水分解サーモンを主要たんぱく源としたアレルギーが生じにくいドッグフード。グレインフリーのため穀物アレルギーの犬に安心して与えることができ、消化器官に負担がかかりにくいのが特徴。
その他、キシロオリゴ糖が含まれているため、腸内フローラの改善を中心に胃腸ケアが期待でき免疫力強化にも有効であると考えられる。アレルギーによって生じやすい皮膚疾患にも配慮されているのがポイント。

原材料:
タピオカ、加水分解サーモン、動物性油脂、ミネラルソルト(リン酸二カルシウム、炭酸カルシウム、塩化カリウム、塩化ナトリウム)、リグノセルロース、加水分解肉類(豚および家禽)、ビートパルプ、フラクトオリゴ糖、ビール酵母(β-グルカン)、DL-メチオニン、ベントナイト、脂肪酸(モノグリセリド、ジグリセリド、トリグリセリド)、ビタミン類(A、E、D3、B1、B2、B3、B5、B6、B9、B12)、塩化コリン、酸化防止剤(没食子酸プロピル、トコフェロール、ローズマリー抽出液&パルミチン酸アスコルビル)、ミネラル類(Zn、Fe、Cu、I)、L-カルニチン、乳酸菌(ラクトバチルス・アシドフィルス菌)、コンドロイチン硫酸

✔ VetSolution 犬用 「皮膚サポート」評価:総合栄養食基準を満たす療法食で、低炭水化物であるのが個人的に評価が高いが、炭水化物源としてタピオカを主に使用しているのが気になる。アレルギーに関しては、加水分解タンパク質を使用しているだけでなく、免疫力強化が期待できる腸内環境の健康に配慮されている点で評価が高い。


ヒルズ 犬用 z/d ultra 食物アレルギー&皮膚ケアドライ


特徴:
犬が消化しやすくアレルギー症状が引き起こされにくいとされる「加水分解たんぱく質」や単一炭水化物が使用されたドッグフード。
その他、オメガ3脂肪酸・オメガ6脂肪酸が配合されている。療法食のため、獣医師に相談の上与える必要がある。

原材料:
コーンスターチ、加水分解チキン、植物性油脂、セルロース、動物性油脂、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、クロライド、マグネシウム、銅、鉄、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、乳酸、ビタミン類(B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、アミノ酸類(タウリン、トリプトファン、メチオニン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)

✔ ヒルズ 犬用 z/d ultra 食物アレルギー&皮膚ケアドライ 評価:特に有害となりうる化学合成添加物は含まれておらず、多くの獣医師や栄養学専門家が開発に関与している優れたドッグフード。個人的にはたんぱく質量が少なく感じるが、動物病院でも処方されることがあるため、食物アレルギーに配慮したドッグフードの中では非常に安全性が高いと考えられる。


ロイヤルカナン「Vets Plan セレクトスキンケア」


特徴:
胃腸ケアや皮膚の健康維持に配慮された療法食で、七面鳥や米、加水分解動物性たんぱく質を原料としているためアレルギー原因になりにくいドッグフード。療法食のため、獣医師に相談の上与える必要がある。
原材料:
米、七面鳥、加水分解動物性タンパク、動物性油脂、大豆油、ビートパルプ、ミネラル類(K、Cl、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(A、コリン、D3、E、C、パントテン酸カルシウム、ナイアシン、B6、B1、B2、ビオチン、葉酸、B12)、保存料(ソルビン酸カリウム)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)

✔ ロイヤルカナン「Vets Plan セレクトスキンケア」評価:保存料・合成酸化防止剤が使われており、動物性たんぱく質ではなく米が主原料になっているのが個人的には気になる。犬のアレルギーに配慮したドッグフードの中では価格が安いのがメリット。


INUMESHI 「フィースト ラム&ライス」


対象:
1才以上の成犬~老犬(全犬種対象だが、同じシリーズで大型犬用もあり)
特徴:
一般的に犬のアレルゲンになりにくいと考えられているラム肉を豊富に使用しているのが特徴。素材にこだわっており小麦不使用で作られている。
原材料:
ラム肉、米、大麦、オート麦、醸造用イースト、ポールトリーファット、ビートパルプ、ラムダイジェスト、ミネラル、ビタミン、ユッカシジゲラエキス

✔ INUMESHI 「フィースト ラム&ライス」評価:アレルギー療法食ではないが、ラム肉や素材の品質に配慮されているのがポイントが高い。個人的には総合栄養食表記が見当たらないのが気になる。

今回は、食物アレルギーがある犬の低アレルゲンドッグフードの選び方を中心にご紹介致しましたが、食物アレルギーが疑われる場合はまずは獣医師に相談して適切な検査を受けさせましょう。

食物アレルギー検査を中心に、食物アレルギーにおける食事管理に関しては、別途【犬の食物アレルギーと食事管理】をご確認ください。


記事作成者:  望月 紗貴

犬たちの幸せ(=飼い主の意識の向上)を目的とし、BOWWOW Info.情報配信サイトを開設。犬の管理栄養士、救命士、介護士など、多数資格を保有。様々な企業のドッグフード開発コンサルティングや配合設計などを行う。

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犬の食物アレルギーと食事管理〔管理栄養士解説〕

近年、犬や猫の食物アレルギーが増え、ドッグフードを中心に犬の食事に悩む飼い主さんも増えました。今回は、犬の食物アレルギーやドッグフードを選ぶときに欠かせないアレルギー検査について紹介致します。

その他、食物アレルギーにおける低アレルゲンドッグフードの選び方については、【低アレルゲンドッグフードの選び方】で紹介しております。


犬の食物アレルギー

ここでは、犬がアレルギー反応を示しやすい食べ物やアレルギー症状について紹介致します。なお、皮膚に重度の痒みが生じている場合、食物アレルギー以外にも様々な病気が原因として考えられるので、必ず獣医師に相談しましょう。

アレルゲンになりやすい食べ物

ある特定の食べ物に対してアレルギー症状を示すことを「食物アレルギー」と呼び、犬においては「たんぱく質」に対してアレルギー反応を示すケースが多いのが特徴です。

中でも小麦や牛肉、牛乳、大豆やトウモロコシ、魚にアレルギー反応を示すことが多いと考えられていますが、さつまいもなどの野菜や米類などにアレルギー反応を示す犬もいるなど、アレルゲンに関しては犬によって様々です。

ドッグフードに含まれる「(人工)添加物」や消化性の悪いたんぱく質原料が原因になることもあるので注意が必要です。

※アレルゲン: アレルギーの原因となる食べ物(物質)

なお、食物アレルギーは「食物有害反応」の1種であり、犬が口から摂取したものによって有害反応が体に起こるのは、食物アレルギーに限ったものではありません。

犬の食物有害反応(食物アレルギーのみ免疫が関与)
・食物アレルギー ・食物不耐症 ・食中毒 ・先天性代謝障害 ・食物特異体質


犬のアレルギー症状とは?

食物アレルギーは年齢問わず発生しますが、犬の場合は特に1才未満の子犬期から生じることが多く、以下症状が主に現れます。

  • 嘔吐や下痢などの消化器系症状
  • 耳部分の紅斑(皮膚表面に発赤を伴った状態)
  • 口や目の周辺の重度の痒みや炎症
  • 皮膚の慢性的な炎症
  • 脱毛症状や色素沈着
  • 膿皮症や外耳炎の併発
  • アトピー性皮膚炎の併発

犬の食物アレルギーの原因

犬の食物アレルギーだけでなくアレルギー全般が「体の免疫」に大きく関与しており、免疫機能が特定の物質に対して過剰に反応することで、様々な症状が引き起こされます。

その他、食物アレルギーに関しては低品質な消化性の悪いドッグフードや消化しにくい「たんぱく質」が原因になっていることもあります。

アレルギーは免疫に大きく関与しているため、免疫細胞が集中している腸内環境の継続的な乱れによってアレルギー反応が生じやすい体質になることも。ドッグフードは、価格の安さだけで選ぶのではなく原材料や品質にも配慮が必要です。


食物アレルギーになったときの対処法

アレルギー症状が確認された場合は、アレルギー検査で原因となるアレルゲンを特定することが大切です。

まずは動物病院でアレルゲンの検査

まずは、動物病院で犬のアレルゲンを特定するための検査を受けましょう。

昔はIgE検査しかなかったため、犬のアレルゲン物質を特定することが難しかったものの、近年ではリンパ球を測定する検査方法が確立されたので、アレルギー反応を示している物質の特定が昔より簡単になりました。

アレルギーの原因となる食物の判定は血液検査で行われますが、以下2種類の検査を行うことができる動物病院に相談することをおすすめします。

  • 抗体(IgE)を測定する検査
     犬の場合、IgE(免疫グロブリンの一種)によって引き起こされるアレルギーは3割程度
  • 白血球の仲間(リンパ球)を測定する検査
     リンパ球を測定する検査で、IgE検査だけでは分からなかったアレルゲンが発見できるようになった。リンパ球によって引き起こされるアレルギーは7割程度

これら結果をもとにアレルゲンと予測される原料を使用していない除去食を一定期間与えることで、症状が軽減されるか確認します。

痒みや炎症など重度の症状が引き起こされている場合、アレルギー検査だけでなく、必ず獣医師に現状起こっている症状の緩和に有効な治療法があるか確認しましょう。

補足:犬のアレルギー検査測定項目

リンパ球反応検査では、以下項目に対してのアレルギーを測定することができます。

主要食物アレルゲン
牛肉 豚肉 卵(白身・黄身) 鶏肉 牛乳 大豆 小麦 トウモロコシ
除去食アレルゲン
米 馬肉 羊肉 七面鳥肉 アヒル肉 鮭 タラ じゃがいも えんどう豆

参考
・公益社団法人 埼玉県獣医師会HP.「犬の食物アレルギーについて」.(参照 2020-11-9)
・動物アレルギー検査株式会社HP. 「リンパ球反応検査」.(参照 2020-11-9)

ドッグフードを変更する

犬が今までに食べたことがないドッグフードを選び、アレルギー症状が軽減されるか様子をみます。

抗体(IgE)測定検査と白血球(リンパ球)測定検査によってアレルゲンが特定されている場合は、ドッグフードに含まれる原料を確認してアレルゲン物質が含まれていないものを選びましょう。

ドッグフードに含まれる添加物がアレルギー原因になることもあるので、アレルギー体質の犬には念のため無添加ドッグフードを選ぶことをお勧めします。

その他、食物アレルギーにおける低アレルゲンドッグフードの選び方については、【低アレルゲンドッグフードの選び方】で紹介しております。


除去食で症状が改善された場合

除去食で症状が改善された場合は、以降総合栄養食だけでなくおやつにも注意を払って愛犬の食事管理を行いましょう。

ドッグフード選びでは、免疫力を強化するために良質な原料を使用したものを選び、手作りご飯の場合はビタミン類(特にビタミンE・ビタミンC)が不足しないよう気をつけましょう。

その他、免疫力強化には腸内環境の健康維持も重要です。腸内環境の健康維持を行うための食事に関しては【軟便や下痢になりやすい犬の食事】で詳しく紹介しています。



参考文献
・動物臨床医学研究所 山根義久,イヌ+ネコ家庭動物の医学大百科,パイインタ-ナショナル,2012.
・奈良なぎさ,犬と猫の栄養学,緑書房,2016.

記事作成者:  望月 紗貴

犬たちの幸せ(=飼い主の意識の向上)を目的とし、BOWWOW Info.情報配信サイトを開設。犬の管理栄養士、救命士、介護士など、多数資格を保有。様々な企業のドッグフード開発コンサルティングや配合設計などを行う。

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腎臓サポートドッグフードの比較〔管理栄養士監修〕

目次:
1、ロイヤルカナン 腎臓サポートドッグフード
2、ヒルズ プリスクリプション・ダイエットドッグフード
3、ハッピードッグ スプリーム・ダイエット サノN 腎臓ケアドッグフード
4、ナチュラルハーベスト キドニア 腎臓ケアドッグフード

犬の腎臓サポートを目的としたドッグフードは数多く販売されていますが、一言で腎臓サポート用ドッグフードといっても、個々の犬の(腎臓の)状態によってたんぱく質やナトリウム、リンの含有量理想目安は異なります。

今回は、腎臓機能に大きく関わる栄養成分別の含有量を比較しながら、腎臓サポート用ドッグフードについてご紹介致します。なお、腎不全や腎臓病の犬のドッグフード選びの基本については、事前に【犬の腎不全における食事管理】をご確認ください。

1、ロイヤルカナンの腎臓サポートドッグフード

ロイヤルカナンの腎臓サポートドッグフードは、慢性腎臓病の犬の腎臓機能をサポートするために作られた特別療法食です。なお、「特別療法食」とは、個々の犬の病状に応じた食事であり、獣医師の判断のもと与えるドッグフードです。

1-1、ロイヤルカナンの腎臓サポートドッグフードの特徴

ロイヤルカナンの腎臓サポートドッグフードは、腎臓病によって起こりうるタンパク尿や尿毒症に配慮し、消化性の高いたんぱく質を配合。腎臓機能に障害を与える病気の改善や機能サポートを目的としたドッグフードです。

その他、腎臓病で犬に食欲低下がみられる場合の嗜好性にも配慮されており、犬が好む香りで食欲を上げるよう工夫されています。その他、動物性油脂や家禽類が配合されているため、アレルギーがある犬の場合は獣医師にアレルゲンについても事前に相談してから与えましょう。

1-2、ロイヤルカナンの腎臓サポートドッグフードの価格目安

3㎏ 5940円

1-3、ロイヤルカナンの腎臓サポートドッグフードの栄養素別含有量

たんぱく質:12.0 %以上
リンの含有量:0.05g(100kcalあたり)
ナトリウムの含有量:0.09g(100kcalあたり)
メガ3脂肪酸:明記なし


2、ヒルズのプリスクリプション・ダイエット ドッグフード k/d ケイディー チキン

ヒルズのプリスクリプション・ダイエット 犬用 k/d ケイディーは、栄養学者と獣医師が開発したドッグフードで、リンやナトリウムが調整されています。ロイヤルカナン同様、犬の腎臓機能をサポートするための特別療法食です。

2-1、ヒルズのプリスクリプション・ダイエット ドッグフード k/dの特徴

ヒルズの腎臓サポート用ドッグフードは、リンの調整やナトリウム含有量の低減、腎臓サポートに役立つオメガ3脂肪酸配合に重点をおいてつくられています。

その他、犬の腎臓に負担をかけにくいよう、たんぱく質も調整。高レベルのL-カルニチンも配合されているのが特徴です。チキンが配合されているので、アレルギーがある場合は獣医師に事前に相談しましょう。

2-2、ヒルズのプリスクリプション・ダイエット ドッグフード k/dの価格目安

3㎏ 4714円

2-3、ヒルズ プリスクリプション・ダイエット ドッグフード k/dの栄養素別含有量

たんぱく質:11.5%以上
リンの含有量:0.2%
ナトリウムの含有量:0.19%
オメガ3脂肪酸:含む(1.12%)


3、ハッピードッグのスプリーム・ダイエット サノN 腎臓ケアドッグフード

サノNのドッグフードは、人間が食べる食品レベルの高品質な原材料を使用しているのが特徴で、良質なたんぱく質を配合。化学合成添加物を使用しないなど、原材料にこだわりがあるドッグフードです。たんぱく質は腎臓に負担がかかりにくいよう量が調整されています。

3-1、ハッピードッグ スプリーム・ダイエット サノN 腎臓ケア ドッグフードの特徴

たんぱく質量が調整されていることはもちろん、たんぱく質の質にもこだわっているドッグフードです。その他、カルシウムとリンのバランスにも配慮されている犬の腎臓機能サポートを目指した療法食です。

腎不全の進行に関与するリンに関しては含有量が大幅にカットされており、慢性腎臓病にも配慮して塩分量がカットされています。注意点としては、原材料にトウモロコシや牛脂、ミートミールなどが配合されているということで、アレルギーがある場合はアレルギーに関しても獣医師に相談してから与えましょう。

3-2、ハッピードッグのスプリーム・ダイエット サノN 腎臓ケアドッグフードの価格目安

1㎏ 2420円

3-3、ハッピードッグ スプリーム・ダイエットの腎臓サポートドッグフードの栄養素別含有量

たんぱく質: 12.5 %
リンの含有量:0.40 %
ナトリウムの含有量:ナトリウム  0.10 %
オメガ3脂肪酸:明記なし

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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4、ナチュラルハーベストの キドニア 腎臓ケア ドッグフード

ナチュラルハーベストのキドニア腎臓ケアドッグフードは、既に腎臓機能が低下している犬や腎臓に何かしらのトラブルを抱えた犬のための療法食で、内臓機能サポートに効果的です。

4-1、ナチュラルハーベスト (療法食) キドニア 腎臓ケア ドッグフードの特徴

獣医師と臨床栄養学の研究者である獣医師が共同開発したドッグフードです。主原料が白米であるため、下痢や軟便など消化器官に問題がある犬の場合は注意が必要。

腎不全や腎臓病による尿トラブルに配慮されており、腸内の善玉菌を増やすための「プレバイオティクス」や体内の老廃物をスムーズに排出するための「ゼオライト・キチンキトサン」が配合されているのが特徴です。

4-2、ナチュラルハーベスト (療法食) キドニア 腎臓ケア ドッグフードの価格目安

1.36㎏ 2970円

4-3、ナチュラルハーベスト (療法食) キドニア 腎臓ケアドッグフードの栄養素別含有量

たんぱく質:15.0%以上
リンの含有量:0.297%
ナトリウムの含有量:0.108%
オメガ3脂肪酸
EPA豊富な魚油やトルラ酵母、タウリン、メチオニンなどを配合


今回は、腎不全や腎臓病など、何かしらの病気が原因で腎臓機能に問題が生じている犬のためのドッグフードについてご紹介致しました。

【犬の腎不全における食事管理】でもご紹介させていただきましたが、一言で「腎臓機能が低下している」といっても病気の進行度合いや愛犬の状況によって適したドッグフードは異なります。必ず定期検査を行い、獣医師の指示に従って愛犬に適したドッグフードを与えましょう。


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記事作成者:  大谷 幸代

ペット食育士や愛玩動物飼養管理士、トリマーなど多数のペット資格を保有。国内最大手のペット関連企業にてプロジェクトリーダーとして活躍。


記事監修・編集者:  望月 紗貴

犬たちの幸せ(=飼い主の意識の向上)を目的とし情報提供サイトを開設。犬の管理栄養士や看護師、介護士資格など保有。他社の記事監修・作成も多数請け負う。

犬の腎不全における食事管理〔管理栄養士解説〕

目次:
1、犬の腎不全と腎臓病
2、腎不全の犬の食事管理
3、腎不全の犬の食事管理
4、食欲が低下している場合の対処

犬の腎不全や腎臓病で悩む飼い主さんが多くいますが、犬の腎不全においては血液検査で早期に発見することが難しく、病気に気がついたときには既に食事管理が必要になっているケースが多いのが特徴です。今回は慢性腎不全の食事管理のポイントを中心にご紹介致しますので、愛犬の手作りご飯やドッグフード選びで参考にしてみてください。

なお、ドッグフード選びで悩んでいる方は【腎臓サポートドッグフードの比較】記事で腎臓に問題がある犬のためのドッグフード比較を行っておりますので、ご確認ください。


1、犬の腎不全と腎臓病

腎不全は何かしらの原因で腎機能が低下した状態を意味し、一般的には腎臓機能の70~75%程度が失われた段階で腎不全(高窒素血症)と呼ばれます。腎不全の犬に関しては、通常尿で排出されるべき不要な老廃物が体外に排出されなくなってしまい体の中に蓄積しやすくなります。

それに対して、腎臓病の犬は腎臓自体の病気であり、腎臓病であっても腎臓機能の70~75%以上が失われた状態でない限りは腎不全とは呼びません。そのため、犬の場合は腎不全になると血液検査でBUN(血中尿素窒素)が上昇しますが、腎臓病の犬であっても70%以上の腎臓機能が喪失されないと血液検査結果で発見できないということになります。

最近では、慢性腎臓病の早期発見のために IDEXX SDMAと呼ばれる検査を院内でできる動物病院も増えたので、手作りご飯やドッグフード選びの際は愛犬の腎機能評価のために血液検査(クレアチニンやBUN、リン)と尿検査(尿比重)に合わせて、SDMA検査も行うと尚良いでしょう。

2、腎不全の犬の食事管理

愛犬が腎不全になってしまった場合は、必ず獣医師に相談して腎臓に負担がかかりにくい食事管理を行いましょう。


2-1、まずは獣医師に相談

腎臓病や何かしらの原因によって慢性腎不全が生じている犬の場合、動物病院の治療に合わせて毎日の食事管理が大切になります。市販でも慢性腎臓病の療法食が販売されていますが、はじめは獣医師に療法食について相談して、愛犬の状況にあったものを処方してもらうと安心です。

2-2、腎不全のステージと食事管理

腎不全のステージは一般的に1~4の4つあり、ステージ1の場合であっても食事管理が大切。ステージ2(クレアチニン値が1.4~2.0㎎/dL)からステージ3(クレアチニン値が2.1~5.0㎎/dL)以上の場合(数値が2.0㎎/dL以上になってしまったら)必ず食事管理を徹底しなければいけません。

腎不全の場合、定期的に健康診断を行っていても、一般的な血液検査結果では病気が進行するまで分からないことが殆どですので、発見したときには既に食事管理が必須になるケースが多いのが特徴です。また、ステージ1~2では臨時症状がみられないことが多い(症状があっても徐々に進行する)ので、飼い主さんが病気に気がつくのが遅くなってしまいます。

3、腎不全の犬の食事管理|6つのポイント

3-1、低タンパク質の食事

慢性腎不全の犬の場合は、低タンパク質な食事が基本です。犬がタンパク質を食事で摂取した場合、腎臓はタンパク質に含まれる窒素化合物(老廃物)である尿素をろ過しますが、この過程で起こる腎臓への負担を軽減するためにタンパク質の制限が必要になります。

また、タンパク質に含まれる窒素化合物は慢性腎不全の犬においては尿毒症リスクを高めることから、食事で制限することによって老廃物が体内に蓄積しにくい環境をつくります。すでに尿毒症の犬の場合は、タンパク質を制限することによって嘔吐や下痢症状の軽減に役立つとも考えられています。

当たり前のことですが、制限はするもののタンパク質は慢性腎不全の犬にとっても重要なエネルギー源です。単純に制限するだけでなく、体重の大幅な減少や低アルブミン血症、貧血症状を引き起こさないように良質な動物性タンパク質を使用しているドッグフードを選ぶことが大切です。ちなみに、手作りご飯を与える場合は良質な赤身肉などを使用したり、リンの少ない肉や魚を調べて利用したりするなどの工夫が必要です。

ドッグフードのタンパク質量について考える場合、慢性腎不全であれば14~20%DM(乾物量)が一般的に推奨されていますが、腎機能の低下に応じて食事中のタンパク質の制限値を考えるため、検査結果をもとに獣医師に相談して決めましょう。海外の人気ドッグフードは全体的に食事に含まれるタンパク質量基準が高いので、慢性腎不全の犬については十分注意が必要です。


3-2、脂肪が多めの食事

腎不全の犬の場合、尿毒症性の悪液質によって食事で摂取した栄養素が正常に代謝されなくなることがあります。それに加えて重要なエネルギー源であるタンパク質を食事で制限しなければいけないので、犬の体に十分なエネルギーを補給するために高エネルギー、高脂質の食事を心がけます。

手作りご飯の場合は、タンパク質を制限しながらも脂質の多い肉や魚を使用することをおすすめしますが、いずれにせよ1回の食事量を減らして食事回数を3回以上に変更するなど、内容だけでなく食事の与え方にも配慮する必要があります。

3-3、リンの制限

腎不全の犬用療法食はリンが制限されていますが、これは慢性腎不全の進行を遅らせるためです。リンが多い食事は、腎臓にカルシウム塩が沈着させることから腎不全を進行させる原因になると考えられています。ドッグフードであればリン0.15~0.3 DM(乾物量)の範囲を目安にラベルを確認して選ぶとよいでしょう。

一概に腎臓ケア用ドッグフードといってもリンなどの含有量は異なりますので、ラベルに詳細が明記されていない場合はメーカーに問合せて事前に確認することをおすすめします。手作りご飯の場合は、玄米を中心にリンの多い食材の使用は避けましょう。同じタンパク質量の食材であっても、食材中のリンの量に差が生じるため、手作りご飯でタンパク質源の食材を選ぶときはリンが少ないものを選ぶことをおすすめします。

3-4、ナトリウムの微調整

多くのインターネットで腎不全の犬のナトリウム制限について紹介されていますが、ナトリウムに関しては特に注意が必要です。犬の体の脱水状態や血清Na濃度を検査で確認しながら、都度獣医師に相談して調整することをおすすめします。

ナトリウムを食事で制限するのは、重度の腎不全の犬における高血圧や高カリウム血症の回避などが主な理由ですが、状況によってはナトリウム量を制限しすぎることにより細胞外液量が減少。それによって脱水症状が引き起こされやすくなるので、腎不全の度合いによって都度獣医師にナトリウム制限の必要性や制限レベルなどを確認することをおすすめします。

ただし、いずれにせよ塩分量の多いおやつを犬に与えたり、手作りご飯で塩分量が極端に多い食材を使用したりしないよう注意しましょう。

3-5、オメガ3脂肪酸を取り入れる

オメガ3脂肪酸は健康体の犬であっても食事に取り入れることをおすすめする成分ですが、慢性腎不全の犬の場合は腎臓内の炎症緩和や高血圧軽減のために、EPAやα-リノレン酸が有効です。ドッグフードを与えている場合は犬用サプリメントを活用するのがおすすめ。手作りご飯の場合はサプリメントの代わりに青魚などを取り入れるのも良いでしょう。


3-6、抗酸化物質を取り入れる

抗酸化作用がある食材は、主にβカロテンやビタミンC、ビタミンEなどの成分です。愛犬の手作りご飯で役立つ抗酸化作用が期待できるに関しては、【おすすめ食材(2)】をご確認ください。また、最近のドッグフードは抗酸化作用がある成分を多めに含んでいるものがあります。

サプリメントを使用する際は特定の成分が過剰にならないよう注意しましょう。また、慢性腎不全の犬の場合、抗酸化作用が期待できる食材が腎臓に存在する細胞を保護。腎不全によって生じる症状を軽減するために効果を示すことがあります。

4、腎不全で食欲が低下している場合の対処

慢性腎不全を発症している犬の場合、ガスとリンと呼ばれるホルモンの血中濃度が高まることで胃炎が引き起こされやすく、犬の食欲が低下することが多くあります。慢性腎不全で食欲が安定しない場合は、早めに獣医師に相談して胃酸の分泌を制御するための薬など、何かしらの食欲改善に効果的な薬(治療)について考えるのも一つの選択肢です。

5、まとめ

今回は、腎臓病の犬の食事管理についてご紹介致しました。ドッグフード選びで悩んでいる方は【腎臓サポートドッグフードの比較】記事で腎臓に問題がある犬のためのドッグフード比較を行っておりますのでご確認ください。


参考文献:
・株式会社緑書房,犬と猫の栄養学,奈良なぎさ,2016.
・阿部又信,臨床栄養学―獣医学教育モデル・コア・カリキュラム,インターズー,2015.
・阿部又信,動物看護のための小動物栄養学(改訂版) 日本小動物獣医師会,ファームプレス,2003.
・動物臨床医学研究所 山根義久,イヌ+ネコ家庭動物の医学大百科,パイインタ-ナショナル,2012.
・田中茂男,犬の医学,時事通信社,2011.


WRITER Profile

記事作成者:  望月 紗貴
飼い主の意識の向上(=犬たちの幸せ)を目的とし情報提供サイトを開設。犬の管理栄養士、老犬介護士、ペット看護師を中心に多数ペット資格を保有。他社の記事監修・作成も数多く請け負う。

軟便や下痢になりやすい犬の食事〔管理栄養士解説〕

目次:
1、腸の健康維持の重要性
2、軟便や下痢の原因と対処法
3、軟便や下痢の犬の食事管理のポイント
4、その他に配慮したいこと
5、軟便や下痢の場合の食事管理の注意点

食事管理で犬の腸の健康維持を行うことは、免疫力を維持する(向上する)ために非常に重要なポイントとなり、様々な病気予防に効果的です。今回は、軟便や下痢をしやすい犬の食事管理のポイントについて簡単にご紹介いたします。

1、腸の健康維持の重要性

犬だけでなく人にも同じことがいえますが、病気を引き寄せにくい健康な体づくりをするためには腸の健康維持は食事管理で重要視したいポイントです。先天的(生まれながらの)理由で軟便や下痢を引き起こしやすい犬も多くいますが、犬の体全体の約60%~70%程度(犬によって個体差あり)の免疫細胞が腸管に集中。

そのため、免疫力を維持(向上)して悪性腫瘍やその他の病気が発症しにくい体づくりをするためには、腸の健康維持に配慮することが大切です。その他、愛犬にどんなに良質な食事を与えていても、腸が不健康だと体に必要な栄養素を効率よく吸収することができないので、日々愛犬の便の状態を確認しながら食事管理を行いましょう。



2、軟便や下痢の原因と対処法

犬に多い軟便や下痢ですが、まずは原因を中心にご紹介いたします。愛犬の便の状態が好ましくない場合は、獣医師に相談して適切な検査を受けましょう。

2-1、軟便や下痢とは?

軟便や下痢は、便に含まれる水分量が過剰に上がった状態を指し、何かしらの原因で腸の働きが異常になっていることで犬の便中の水分量が上がります。食事で食べ物を摂取すると犬の腸では体内で食物を移動するために蠕動運動が生じますが、この運動が通常より活発になってしまうと軟便や下痢になります。

また、食事で摂取した水分が上手く体に吸収されずに便として排泄されたり(直腸から正常に水分や電解質の再吸収が行われない)、過剰な水分分泌が腸から生じたとき(直腸内への水分分泌量が増える)などに軟便や下痢が引き起こされます。明確な定義はないものの、ある程度便の形状が保たれていれば「軟便」、液状の便を(水溶性)下痢と呼びます。

2-2、まずは動物病院で検査

犬の軟便や下痢が症状として引き起こされる病気は種類が多く、一概にこの病気であると特定することができません。そのため何より大切なことは、動物病院で適切な検査をして病気が原因であるならば病気の根本的な治療を行うことです。

軟便や下痢が引き起こされやすい病気の一例としては、急性の下痢であれば病原性細菌やウイルス感染症、消化器内の寄生虫など。慢性的な下痢の場合は、腸や胃などの消化器官の腫瘍や慢性特発性腸疾患、食物過敏症(食物アレルギー)、膵炎をはじめとする膵外分泌疾患などが原因として考えられます。

2-3、病気以外の軟便や下痢の原因

しかしながら、犬の軟便や下痢に関しては全ての原因が病気というわけではありません。水分摂取量が適切でなかったり、季節的な温度変化、ストレス、生まれ持った体の性質が原因で軟便や下痢を引き起こしやすい犬もいるので、食事管理だけでなく生活環境の見直しをすることも大切です。

3、軟便や下痢の犬の食事管理のポイント

犬の軟便や下痢に関しては必ず原因に応じた食事管理をしなければいけませんが、ここでは病気が原因でない場合の一般的な体質改善に向けた食事管理のポイントについてご紹介いたします。

3-1、消化しやすい食事か見直す

まずは、現在与えているドッグフードや手作りご飯、食べ物が犬の消化機能に適したものであるか見直すことが大切です。頻繁に犬が軟便や下痢をする場合や食事内容を変更したときに急性の下痢症状が引き起こされた場合は、動物病院でアレルギー検査をすることをおすすめします。

軟便や下痢をしやすい犬の場合は、炭水化物(米類、トウモロコシ、小麦などの穀物)が主原料になっていない食事を与えるのは大前提ですが、タンパク質が主成分であっても食事中の植物性タンパク質が多すぎないかを確認。消化吸収性に優れた動物性たんぱく質を使用した食事を心がける必要があります。

3-2、主原料は良質な動物性たんぱく質

犬は生肉(または加熱肉)の消化を得意とするといわれていますが、これは犬の食生活の歴史的背景だけが理由ではなく、腸の長さが短いため消化吸収に他の動物ほど時間をかけることができないことも理由としてあげられます。そのほかにも歯の構造の違いや唾液腺の違い(アミラーゼの分泌の有無)などの体の構造の違い、必要栄養素の違いなどが理由として考えられます。

犬は狩りをしていた時代から野生動物の胃の内部に残っている草や穀物を栄養源にしていたと考えられていますが、いずれにせよこれらに関しては犬が摂取する食事全体のごく一部。犬の体においては動物性たんぱく質の重要性は否定できません。

また、軟便や下痢を繰り返す犬には、消化器に負担がかからないよう脂肪分の少ない動物肉(牛であればヒレ部分、鶏であればササミや胸部分、鹿肉や馬肉など)を使用するなど、消化吸収しやすい良質な食材に配慮することが大切です。

3-3、適切な食物繊維を食事に含める

犬の食事に関しての動物性たんぱく質の重要性をご紹介いたしましたが、肉だけを与えていれば犬の体に必要な栄養素がすべて補われるというわけではありません。犬に必要な栄養素などの基礎知識に関しては【犬の手作りご飯|量や配分など】をご参照ください。

その中で、軟便や下痢を繰り返す犬の腸の健康維持に大切なのが、適切な食物繊維が食事に含まれているか否かです。普段の食事管理では異なる種類の食物繊維をバランスよく摂取することが大切ではありますが、軟便や下痢を引き起こしている犬の場合、大腸性の下痢か小腸性の下痢かによっても多少異なるものの、不溶性食物繊維は制限。食事には水溶性食物繊維を取り入れます

水溶性食物繊維は、便中の余分な水分を吸収する効果が期待できることから便を固くするために有効です。また、腸内に存在する細菌を吸着して下痢の症状を緩和させる役割も補うと考えられています。

水溶性食物繊維は、キャベツやイモ類などの野菜類(ペクチン)や海藻類(アルギン酸)などに多く含まれており、軟便や下痢のときに犬に与えるのは極力避けたい不溶性食物繊維に関しては、米や小麦などの穀物に多く含まれています。ただし、水溶性食物繊維であっても過剰に与えるのは禁物ですので、食物繊維は食事のバランスを考えて取り入れましょう。

3-4、サプリメントを与える場合

病気が原因でなく慢性的に下痢をする場合は、サプリメントで腸の健康維持を行うのも効果的です。特に老犬の場合、加齢に伴って善玉菌が減少しやすくなるので注意しましょう。

胃腸ケアを目的とした犬用サプリメントでよく使用されている成分は、消化酵素の分泌を促すための「酵素」、善玉菌を増やす(活性化する)ための「乳酸菌」、「酪酸菌」、「納豆菌」、「フラクトオリゴ糖」など。悪玉菌を制御するための「(マンナン)オリゴ糖」などです。

サプリメントの選び方のポイントとしては、胃腸ケア成分が1つに偏らずにバランスよく含まれていること。継続して犬に与えるのであれば化学合成添加物が含まれていないものを選ぶことをおすすめします。

4、その他に配慮したいこと

ここでは、軟便を繰り返す犬の食事内容以外の配慮についてご紹介いたします。繰り返しになりますが、病気が原因で下痢になってしまった場合は必ず獣医師の指示に従ってください。

4-1、食事の与え方

重度の下痢で犬の便中の水分量がとても多い場合、動物病院での薬の処方に合わせて食事の与え方に注意が必要です。獣医師によって判断は異なりますが、一般的には数回(1日)絶食させて様子を見るよう指示がでます。免疫力が低下していない健康体の犬であれば、消化器を刺激しないよう24時間絶食。12時間絶水することがあります。

しかしながら、犬の健康状態によっては一時的であっても絶食や絶水が危険な場合があるので、かかりつけの獣医師の判断に従いましょう。また、絶食後に食事を与える際、ドッグフードであればふやかすなどして消化吸収しやすい形状にした上で一日数回に分けて少量ずつ与える。胃が空の状態ですので、徐々に消化器官に慣らしていきましょう。

4-2、脱水症状に気を付ける

軟便や下痢を生じている場合は、過剰な水分が便として体外に排出されてしまうため脱水症状に気をつける必要があります。子犬や免疫力が極度に低下している犬の場合、短時間で命を奪われることがあるので気をつけましょう。

脱水症状が生じている場合は、動物病院で脱水症状改善のために水分や電解質を体に補充する処置(経口・または非経口の補液を使用)が行われることがあります。その他、基本的に健康体の犬であれば体に必要な水分は自ら摂取しますが、軟便・下痢の犬に限らず新鮮な水は常に飲めるよう環境を整えておきましょう。

4-3、ストレス要因がないか見直す

犬は非常に繊細な生き物ですので、飼い主が気づかないような些細な変化に反応してストレスをため込みます。そのため、病気ではないのに軟便や下痢を繰り返す犬の場合はストレス要因がないかを見直しましょう。

犬のストレス要因になりやすいものは、飼い主との不適切な関係性や居住場所、家族(同居犬含む)を中心とした環境の変化、運動不足や過度な運動などです。日頃から愛犬の仕草や行動の変化をしっかりと観察。早い段階でSOSに気づいてあげることが大切です。

4-4、愛犬の軟便や下痢は早めの対策を

急性的な下痢の場合は、早めに原因を突き止めて対処しないと下痢が習慣化しやすくなります。慢性化すればするほど治りにくくなるので、便の状態は都度細かく確認して早期発見を心がけましょう。

5、軟便や下痢の場合の食事管理の注意点

ここでご紹介させていただいた食事管理のポイントに関しては、病気が原因でないことが前提の内容です。万が一消化器系の疾患がある犬の場合、それぞれの病気に適した食事管理が必要となるので気をつけましょう。一例として、胃炎などが生じている場合は胃の負担を軽減させるために「低脂肪食」を利用。

膵炎の場合は膵外分泌を抑えるために「低たんぱく質・低脂肪」の食事が推奨されることがあります。病気が原因で犬が軟便や下痢をする場合は、必ず獣医師に食事管理においての注意点を確認しておきましょう。その他、一言で犬といってもそれぞれ健康状態や消化吸収能力、適した食事などは異なります。

食事の見直しをする場合は、一般的な見解はあくまで参考として愛犬の便の状態を日々確認。便が安定するまでに長期間かかることがありますが、時間をかけてでも愛犬の健康状態や体に適した食事の見極めをすることが大切です。


参考文献:
阿部又信,臨床栄養学―獣医学教育モデル・コア・カリキュラム,インターズー,2015.
阿部又信,動物看護のための小動物栄養学 改訂版 日本小動物獣医師会,ファームプレス,2003.
動物臨床医学研究所 山根義久,イヌ+ネコ家庭動物の医学大百科,パイインタ-ナショナル,2012.
田中茂男,犬の医学,時事通信社,2011.


WRITER Profile

記事作成者:  望月 紗貴
飼い主の意識の向上(=犬たちの幸せ)を目的とし情報提供サイトを開設。犬の管理栄養士、老犬介護士、ペット看護師を中心に多数ペット資格を保有。他社の記事監修・作成も数多く請け負う。

がんの犬のための手作りご飯や食事〔獣医師監修〕

目次: 
1、がんと食事
2、がんの犬を支える食事管理
3、がんの犬を支える食事管理の注意点
4、食欲がない犬のための薬

愛犬のがん告知はあまりに精神的打撃が強く、どうしても飼い主は精神的に不安定になってしまいます。私も愛犬が若くしてがんを発症したことから約3年の間、毎日のようにこの言葉と向き合ってきました。一度目の発症が血管肉腫というがんで、愛犬のバーニーズマウンテンドッグはまだ僅か3才半。

それを機に、愛犬のがんが転移しないよう自分に何ができるのか考えた結果が、QOLの向上に努めるためサポートすること。その中で、手作りご飯で食事管理をすることには特に重点をおきました。今回は、愛犬のがんから学んだ食事管理について簡単にご紹介致します。

【愛犬のがん闘病生活ブログ】

1、がんと食事

1-1、愛犬のがんと手作りご飯

犬のがんが食事で治るかといったら、残念ながらそんなことはありません。
愛犬の場合、一度目の血管肉腫は抗がん剤を使用せず、最終的には完治という嬉しい結果でした。しかし、悪性腫瘍の摘出手術で完全に悪いものを取り除いた上での食事管理でした。

2度目の組織球性肉腫に関しては、やはり抗がん剤は利用せずに1年9ヶ月転移せずに済みましたが、この時も肺の腫瘍を(余裕をもって)大きめに摘出するために手術を行った上での食事管理。定期的な健康診断を行って早期発見・早期治療を行ったことが功を奏したのでしょう。

そして、2回目のがん摘出手術後1年9ヶ月経過し、残念ながら再び組織球性肉腫が全身に、今度は一気に発生してしまいました。しかしながら、悪性度の非常に高い組織球性肉腫が術後、抗がん剤を使用せずにここまで転移・再発しなかったこと。

若くして発症した血管肉腫が抗がん剤を使用せずに転移しなかったことは、もしかすると手作りご飯で食事管理を徹底していたことが理由の1つだったのかもしれません。

1-2、食事管理の大切さ

食というものは、手術や抗がん剤治療、放射線治療などの西洋医学ほどの力は持っていません。しかし、犬の口から直接体内に入り込み体をつくる重要な要素・エネルギー源となるため、愛犬の健康維持を考える上で食事管理は必ず配慮しなければいけないものです。

犬のがんの場合、残念ながら現状では抗腫瘍効果をもつドッグフードは販売されていません。しかしながら、食事はがんに直接的に働きかけることはできなくとも、間接的にがんが進行しにくい・がんが再発しにくい体づくりをすることは可能です。

悪性腫瘍の原因は大きく「内因」と「外因」に分けられますが、このがんの原因となる外因のうちの1つとして食べものや食事に含まれる添加物が挙げられます。こういった背景から、犬のがんと食事の関係性を完全に否定することはできないのです。

2、がんの犬を支える食事管理

2-1、炭水化物の制限がされた食事

がんの進行制御に関する確実な効果が証明されているわけではありませんが、一般的にがんを発症している犬には低炭水化物の食事が推奨されています。炭水化物とは、糖質と食物繊維の総称を意味しますが、糖質が多い食べものはがんの進行を応援してしまう(がん細胞の栄養的役割を補う)可能性がある考えられています。

そのため、極力犬の手作りご飯やドッグフードでは制限したい栄養素です。私の場合は、愛犬の手作りご飯では小麦やトウモロコシはもちろん、米類も使用していませんでした。炭水化物を制限することで体のエネルギー源が不足しないよう、消化吸収性の良い良質な肉や魚などの動物性タンパク質を豊富に使用。

愛犬の場合は亡くなる1カ月前までは運動量も多かったので、運動量に見合ったエネルギー源を供給するよう工夫していました。その他、炭水化物は犬ががんの場合、代謝異常を最も引き起こしやすい栄養素と考えられているため、極力避けるよう工夫が必要です。

2-2、免疫力の高まる食事

免疫力とは、犬の健康に被害を与える危険性のある細胞や細菌、ウイルスなどと闘うために必要な体の防衛機能で、抗がん剤を利用している犬の場合は、特に免疫力が低下しやすいので食事への配慮が大切になります。

抗がん剤を利用していなくとも、がんを発症している場合は体内のがん細胞が増えないよう、特に体の免疫力を整えておかなければいけません。免疫力を整える・強化するためには十分な睡眠・(可能な場合は)適度な運動、ストレスフリーの生活をさせることが大前提ですが、それらに合わせて食事管理を行うことが大切です。

抗酸化作用の高いファイトケミカルが含まれる食べものを手作りご飯で使用したりすることも大切ですが、何より犬の腸内環境の健康維持に役立つ食事を心がけるのがポイントです。腸には免疫細胞が多く集中しており、犬の場合個体差や年齢による差はあるものの一般的に体全体の60%~70%程度の免疫細胞が腸(腸管)に集中しているといわれています。

そのため、私の場合、手作りご飯では消化しにくい炭水化物を殆ど使用せず、良質な鹿や馬肉、サーモンなど使用。それに加えて、ひきわり納豆やヨーグルトなどの発酵食品、適度な食物繊維(水溶性)を取り入れるなどして、便の状態を日々確認しながら手作りご飯による食事管理を行っていました。

2-3、活性酸素をためない食事

活性酸素は、犬の体に入った酸素の一部が他の物質と結びつくことで酸化力のある物質に変化。これが細胞に結びつくことで老化促進やがん細胞の増加を促進する原因になります。この活性酸素を除去するために役立つのが抗酸化作用のある食べもので、人参に多く含まれるβカロテンやブロッコリースプラウトなどに含まれるスルフォラファンなどが一例として挙げられます。

ただし、βカロテンはビタミンAに変換されますが、脂溶性ビタミン全般を中心にどんな食事でも与えすぎは過剰症リスクを高めるので、極端に多く与えないことが大切です。また、放射線治療を行っている犬の場合、特に活性酸素が生じやすくなるという話も耳にしますので、適切な水分摂取を心がけ体に不必要なものをため込まない食事管理を行うことが大切です。

2-4、体を冷やさない食事

体を冷やさない食事に関しては、直接的に犬のがんの進行を左右するというわけではありませんが、体を冷やすことで免疫力の低下を引き起こしやすいので気をつけましょう。特にがんを発症する犬の多くが老犬であり、運動不足により体が冷えやすい状態になっていることがあります。

旬の食材は栄養価が高く、犬の手作りご飯で取り入れる方が多いのですが、冷房を利用している場合は体を冷やしやすいトマトやキュウリなど夏の野菜にも配慮が必要です。犬の場合、一般的には人と比較して寒さに強いといわれていますが、特に腸の冷えには細心の注意が必要です。

2-5、良質な食事を心がける

当たり前のことではありますが、健康体の犬であってもがんを発症している犬であっても化学合成添加物や酸化した食事は健康被害を引き起こす原因になります。全ての添加物ではありませんが、化学合成添加物の多くは長期継続利用することで発がん性リスクが高まるものが多く、酸化した食事は嘔吐下痢などの消化器系症状に。

それだけでなく、活性酸素を発生させて健康な細胞の増殖を妨害する原因になります。手作りご飯の場合は、栄養バランスへの配慮はもちろん使用する食材の鮮度にも気をつけなければいけません。

【犬の手作りご飯|量や配分など】

3、がんの犬を支える食事管理の注意点

がんの犬を支える食事管理に関してご説明しましたが、これらはあくまで基本的なことであり、がんの種類や状況、また犬の状態によって食事管理で優先させなければいけないポイントは変わります。

例えば食欲が低下している犬の場合、何より嗜好性の高まる食事で食欲を上げることが第一前提になることもありますし、がん以外に併発している病気があれば他の病気への配慮も必要。

消化管腫瘍がある犬の場合、脂肪分を減らした食事に切り替えることもありますし、腫瘍によって発熱している犬の場合は、食事で体の内部を温めないよう工夫した方が良いケースもあります。

食事管理をする上では、何より現状犬の体で何が起こっているのかを把握することが大切ですので、都度食事で重要視すべきことを獣医師に確認しながら工夫することが大切です。

4、食欲がない犬のための薬

少し前まではがんを中心に、病気によって食欲がない犬のための食欲改善効果が期待できる薬がなく、犬の食欲を改善したい場合、ステロイドを中心に何かしらの他の目的で使用する「薬の副作用」として食欲改善を見込むことしかできませんでした。

しかしながら、数年前にアメリカで食欲増進剤(ENTYCE/ エンタイス)が販売され、日本でも取り入れている動物病院があるようです。薬の使用に関しては獣医師の判断や飼い主の意向が大きく関わってきますが、犬の場合も末期になると食欲が完全になくなってしまうこともあるので、がんと闘う犬を支える飼い主の選択肢が一つ増えたと考えることができます。

【がんの緩和ケアの必要性や方法】

【がん|緩和ケアに使われる薬】

【犬のがん|愛犬のために飼い主ができること】


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記事作成者:  望月 紗貴
犬たちの幸せ(=飼い主の意識の向上)を目的とし情報提供サイトを開設。老犬介護士、ペット看護師、犬の管理栄養士を中心に多数ペット資格を保有。他社の記事監修・作成も数多く請け負う。

記事監修者:  (獣医師)西原 克明

動物病院の院長を務めながら、様々なペット関連業界で活躍。腫瘍外科や椎間板ヘルニアを中心に「特殊外科」の執刀を得意とし、腸内細菌や口腔内細菌の研究を行い予防医療にも注力している。


成犬・老犬の食欲不振の対処法〔管理栄養士解説〕

目次:
1、食欲がない時に考えられる病気
2、老犬に多い食欲不振の原因
3、愛犬に食欲がない時の対処方法

飼い主にとって愛犬の食欲不振は本当に心配なもので、私も愛犬ががんによる食欲不振や抗がん剤副作用による食欲不振になったときは大変気を使いました。老衰だけでなく、病気などが引き金となり成犬であっても食欲不振になることがありますが、今回は全般的に犬に食欲がない時の対処法について幅広くご紹介致します。

1、食欲がない時に考えられる病気

人間であっても身体の不調によって食欲が低下しますが、犬の場合も同様に病気によって食欲不振になります。「食欲がない」という症状を伴う病気は本当に数多くあるので、まずは獣医師に相談して適切な検査を。食欲がない根本的原因を突き止めて、原因に応じた対処法を探ることが何より大切です。

参考までに「全く食欲がない」ような場合は、歯肉炎や歯周病などの口腔内の病気や鼻炎を中心とする鼻腔(または副鼻腔)に関連する病気、特発性の三叉神経炎や悪性腫瘍などが考えられますが、この場合も他に考えられる病気が数多くあるので、早めに動物病院で検査を行いましょう。

【犬の食事管理の記事一覧】

2、老犬に多い食欲不振の原因

老犬の場合、口腔内の病気が原因で痛みや炎症が生じて食欲不振になる犬も多く、その他にも、筋力の衰えや関節炎が生じやすかったり足腰の病気を発症しやすいことから、「食事が摂りにくいこと」が原因で食欲不振になるケースもあります。老犬の食事に関しては別途ご紹介させていただきますが、食欲低下を引き起こさないよう犬の食事のしやすさにも配慮が必要です。

また、老犬は消化器官の機能にも問題が生じやすく、消化率の低下や代謝能力の低下。歯が悪くなることで唾液分泌量が減る、味覚を中心とした感覚器の機能低下などが原因で食欲不振になることもあります。老犬だからと思ってしまいがちですが、老犬だからこそ病気の可能性についても幅広く考えて定期的な健康診断を受けさせましょう。

3、愛犬に食欲がない時の対処方法

3-1、水分量の多い食事に切り替える

食欲がない時は、水分量の多いウェットフードを試してみると良いでしょう。ドライフードをぬるま湯でふやかすことで香りを高め、犬の嗜好性を高めます。

栄養素が崩れやすいという観点からドライフードをふやかす場合は熱湯でふやかさないよう注意が必要。人の手の温度より少し温かい程度のぬるま湯で5分~10分程度ふやかして、冷ましてから犬に与えます。

3-2、反応しやすい食事に切り替える

犬にも味覚がありますが、人ほど複雑(敏感)ではないと考えられています。しかしながら、犬の「甘味」に反応する味覚細胞はとても発達しており、細胞が存在する部位が多いのが特徴です。そのため、肉や魚に多く含まれているアミノ酸、果糖、乳糖などに対して犬は敏感に反応します。

愛犬に食欲がない時は、動物性たんぱく質が豊富な肉や魚主体のフードに切り替えたり、果実をジューサーやミキサーで細かくして食事にトッピング。ヤギミルクをトッピングしてみたりと、愛犬が反応しやすい食事に切り替えて様子を見ると良いでしょう。

3-3、流動食など食事のタイプを変える

口腔内の健康状態が悪くて食欲がない場合(噛むことに支障がある場合)や、病気によって物理的に食べることができない犬の場合は、シリンジを利用して流動食を与える必要があります。また、シリンジを使用しても物理的に飲み込むことができない場合、積極的食事摂取を目的とするのであれば獣医師に栄養チューブの装着を勧められるケースもあります。

老犬を中心に強制給餌に関しては飼い主さんの考え方によって大きく見解が異なるので、獣医師に相談することはもちろん、愛犬のことをしっかりと考えて飼い主さん自身が強制給餌の必要性について考えることが大切です。

3-4、適切な運動管理で食欲を高める

健康状態に問題がない犬の場合、単純に運動不足によって食欲不振に陥っているケースもあります。犬によって必要運動量は個体差がありますが、一般的には小型犬であれば1回30分程度を1日1~2回、中型犬であれば1回30分~1時間程度を1日2回、大型犬であれば1回30分~2時間程度を1日2回目安です。

先述でも述べましたが、これはあくまで一般的な目安であり犬種や年齢、生活環境などによって適切な運動量は犬によって大きく異なります。何より愛犬の様子を見ながら愛犬に合った運動量を見極めることが大切ですので、愛犬の運動量が適切であるかを今一度考え直してみましょう。

3-5、食事のしやすさを配慮する

老犬や足腰の病気、ヘルニアなどを発症している犬の場合、食事がしにくいことから食欲不振になるケースもあります。このような犬の場合は、食事が寝床(犬の生活環境)から遠くないか、食事の姿勢が辛そうでないかなど配慮して、必要に応じて食事場所を変えたり、犬用の食器台(食事テーブル)で高さ調整するなどの配慮が必要です。

食器台(食事テーブル)を利用する場合は、犬が四肢で立ったときにほんの少しだけ首を下げた位置に食器がくる高さ(胸元の少し上あたり)が良いでしょう。最近では数段階に高さを調整できるものや角度調整ができるものもあるので、愛犬の食べているときの様子を見ながら調節してあげることをおすすめします。

その他、老衰によって味覚や嗅覚などの感覚器が衰えている場合は、ウェットフードなど香り豊かな食事を心がけ犬の鼻先に食事を運んであげるなどの配慮が必要です。

3-6、状況に応じて高栄養缶を与える

老犬を中心に、体力がなくて長時間食事を食べることができない犬もいます。シリンジを使用した強制給餌に関しても長時間行うと犬も疲れてしまうケースが多く、そのような場合は犬の状況に合わせて少量でエネルギーを補給できる高栄養缶を与えるなどの工夫も必要です。極端に体力がない老犬の場合は、獣医師に食事に関して相談することをおすすめします。

3-7、精神的ストレスがないか見直す

ただ単に甘えによって食事の好き嫌いをする犬もいますし、精神的なストレスによって食欲不振になってしまう犬もいます。犬のストレスに関しては特に注意が必要で、飼い主が気づかないような些細な環境の変化(飼い主の変化・同居犬の変化・住む場所の変化など)によってストレスを感じる犬もいます。

また、犬のストレス要因で多いのが飼い主との好ましくない関係性であるため、愛犬との十分なコミュニケーションが行えているか、愛犬に接するときの態度が適切であるかについても今一度見直すことが大切です。

【犬の食事管理の記事一覧】

3-7、必ず獣医師に相談する

病気が食欲不振の原因となっている場合、または既に病気発症中の犬の場合は、必ず食欲不振について獣医師に相談しましょう。特に悪性腫瘍(がん)などを発症しているときは、抗がん剤の副作用によって食欲がなくなることが多いので注意が必要です。

その他、抗がん剤に関わらず末期のがんを中心に重度の病気を発症している犬のケースでは、痛みや不快感によって食欲不振が引き起こされていることも多く、その場合は食欲増進剤などの投与が効果的。愛犬の状況に応じて、副作用など含め獣医師に相談してみることをおすすめします。


WRITER Profile


記事作成者:  望月 紗貴
犬たちの幸せ(=飼い主の意識の向上)を目的とし情報提供サイトを開設。老犬介護士、犬の管理栄養士資格を中心に多数ペット資格を保有。他社の記事監修・作成も請け負う。

老犬の食事|切り替えるタイミングや注意点〔管理栄養士監修〕

目次:
1、何歳から老犬の食事に切り替える?
2、老犬の食事で注意したいこと
3、腎臓病(腎不全)の老犬の食事
4、それぞれの老犬に適した食事を!

老犬の食事に切り替えるタイミングについては、悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか?
最近では老犬用の市販のドッグフードの種類も増えましたが、老犬用ドッグフードに「7才~」というように年齢が表記されているものを多く見かけ大変危険だと感じております。一概に老犬と言っても健康状態や運動量低下の有無は犬によって異なり、ましてや老犬年齢さえも犬によって大きく差が生じます。

今回は、老犬の食事に切り替えるタイミングや注意したいことを中心にご紹介致します。

1、老犬の食事に切り替えるタイミング

1-1、7才から老犬の食事に切り替える?

老犬と一言でいっても犬種によって老犬期が始まるライフステージは異なり、たとえ同じ犬種であっても生活環境や遺伝子的な背景から多かれ少なかれ個体差が生じるのが特徴です。基本的に犬は10才~(大型犬は8才~)が老犬であると考えられていますが、ペットフード業界では老犬用のドッグフードを「7才以上」と表記することも多くあります。

専門家によっても老犬年齢は見解が異なり、老犬になる年齢に関して個体差が大きい犬にとってはその定義はあまりに曖昧。そのため、老犬の食事に切り替えるタイミングは犬によって大きな差が生じます。

1-2、犬種平均寿命の75%を目安

老犬の食事について考えるときに、犬種別の平均寿命を調べてその年齢の75%を老犬年齢の目安にするという方法もあります。この場合も、愛犬の運動量が変わっておらず老犬特有の病気などの発症も見られない場合、大幅に食事内容を変更する必要はありません。しかし、関節の健康維持を中心に老化予防のために(※1)機能性成分を食事に取り入れる際、この老犬目安年齢は大いに役立ちます。

愛犬の老化予防を考えている飼い主さんは、犬種別の平均年齢から老犬年齢目安を割り出して、愛犬に老化症状がみられる前に対策を行うと良いでしょう。

(※1)機能性成分|基本的には犬の生命活動に必須ではないが、健康維持を目的とした機能的効果が期待される成分

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1-3、愛犬の様子を見て切り替える

老犬の食事に変更するタイミングは、愛犬の様子を見ながら考慮するのが一番です。ときどき7才を超えた頃から老犬用の低カロリードッグフード・低タンパク質ドッグフードに切り替える飼い主さんを見かけますが、運動量に変化が見られない老犬にこのようなドッグフードを与えるのは危険です。

愛犬に老化のサインが見られたら老犬用のドッグフードや手作りご飯に切り替えましょう。

1-4、こんな変化が見られたら?

運動量の低下をはじめとし老衰症状が見られる・老犬に多い病気を発症するなどの変化がある場合は、老犬用の食事に切り替えましょう。

老化症状はゆっくりと進行するものも多く、飼い主さんが愛犬の変化や病気の兆候に気づきにくいので注意が必要です。また、病気の発症によってドライフードや手作りご飯などの食事を変更する場合、獣医師に相談してから愛犬に適した食事に切り替える必要があります。

・老化症状|睡眠時間が増える 運動量が低下する 食欲が低下する 食べても痩せる 白い被毛が増える 呼びかけに反応しない 口臭が目立つ 爪の伸びが速い 夜泣き 昼夜逆転 多飲多尿など
・老犬に多い病気|四肢・関節の病気 認知症 腎不全 すい臓炎 糖尿病 白内障 悪性腫瘍など

2、老犬の食事で注意したいこと

2-1、エネルギー量に注意する

運動量が低下している老犬の場合は基礎代謝が同時に低下します。そのことから、体に必要なエネルギー量(エネルギー要求量)が適切な運動をしていた成犬期と比較するとおおよそ20~30%程度減少するといわれています。この数値は老犬の状態によって多少異なりますが、いずれにせよ運動量が低下している犬の場合は過度なエネルギーを食事に含めないよう注意が必要です。

エネルギーを供給するための栄養素としては、炭水化物、脂肪、蛋白質の3つですが、老犬の食事に切り替える場合はこれら3つのうち、炭水化物と脂肪が調整されたものを選ぶと良いでしょう。

2-2、炭水化物の少ない食事

エネルギー量に配慮された老犬の食事に切り替える場合、単純にカロリーが低いものを選ぶのではなく、炭水化物の含有量が少ないものを選びましょう。手作り食の場合は、同じエネルギー量であるならば米類やイモ類などを使用せず、代わりに犬の消化能力に適した動物性タンパク質を与えることをおすすめします。

炭水化物に関しては犬の体への必要性が議論されることもありますが、エネルギー要求量が低下している犬の場合は極力炭水化物を使用していない(含有量が少ない)ドッグフードを選びましょう。犬のライフステージに関係なく、炭水化物の多い食事は犬の消化器官に負担をかけやすく肥満の原因にもなり得ます。

2-3、タンパク質は老犬にも大切

多くの老犬用ドッグフードで、動物性タンパク質量を大幅に減らしているのを見かけますが、運動量が低下した老犬であっても動物性タンパク質は重要な栄養素です。タンパク質はアミノ酸が多数結合した化合物で、犬の臓器や筋肉を中心に体を構成する上で大切です。

中でもアミノ酸は犬の骨格筋を形成するために重要な栄養素で、関節をまたぎ骨格につくことで体を支えたりしています。老犬の場合、運動量低下によって肢・関節の力が弱くなる傾向にあるため、適切な動物性タンパク質で骨格筋の消失を防ぐ必要があります。その他、アミノ酸は病気と闘う上でも大きな役割を果たします。免疫力が低下しやすい・老衰によって病気を発症しやすい老犬だからこそ、適切・良質な動物性タンパク質を食事に含めましょう。

2-4、消化吸収性に優れた食事

免疫力の向上を目的とし、老犬は特に消化吸収性に優れた食事に配慮する必要があります。犬の腸には免疫細胞が多数集まっており、腸を健康に維持するということは免疫力を上げるために役立ちます。老犬は免疫力低下によって病気と闘う力・対抗する力が衰えやすいので、ドライフードであれば腸内環境の健康維持に役立つ成分が含まれているものや良質な動物性タンパク質が豊富に含まれているものを選びましょう。

手作りご飯を与えている場合は、適度な食物繊維に加えて良質な生肉や魚を使用するなど消化吸収性に優れた食材を取り入れる必要があります。ヤギミルクやヨーグルトを少量活用するのも良いでしょう。

2-5、老犬の食事には機能性成分を追加

老犬の場合は、食事にサプリメントを始めとした機能性成分を追加することをおすすめします。犬も人間同様に老衰によって体の様々な機能に衰えが生じ、病気も発症しやすくなります。犬種ごと発症しやすい病気や体の構造上かかりやすい病気などに配慮して、サプリメントを活用するなど機能性成分を老犬の食事に取り入れることをおすすめします。

我が家の愛犬の場合(ゴールデンレトリバー6才4ヶ月)、股関節形成不全や悪性腫瘍が心配ですので股関節の健康維持に役立つサプリメントを活用。食事には免疫力を維持・向上するためのキノコ類(βグルカン)やブロッコリースプラウトなどを取り入れるようにしています。

3、腎臓病(腎不全)の老犬の食事

老犬の食事に動物性タンパク質が重要であると説明しましたが、腎臓病を発症している老犬や腎臓の機能低下(腎不全)がみられる老犬の場合はタンパク質の制限が必要です。腎臓病の犬用療法食ではタンパク質がカットされており、(※2)AAFCOの成犬に必要なタンパク質量を参考に考えると、腎臓の機能低下がみられる場合の療法食(制限食)としてはタンパク質量14~15%(※3)DMが目安です。
ちなみにAAFCOでは老犬に対する栄養基準を設定していませんが、一般的には腎臓に問題がない老犬の総合栄誉食基準としてはタンパク質19~22%DMを目安にすると良いでしょう。

老犬の場合は慢性の腎臓病が非常に多く、腎臓に負担がかかりにくい低タンパク質でナトリウムとリンが制限された療法食がおすすめです。手作りご飯のタンパク質源としては、新鮮な卵や赤身などの良質なものを選ぶと良いでしょう。その他、腎臓に問題がある犬に関しては、事前に獣医師に食事管理について相談して定期的に検査。検査結果をもとに健康状態を確認しながら食事内容を調整するのが一番です。

(※2)AAFCO(米国飼料検査官協会)|ペットフードの栄養基準・ラベル表示基準を制定している団体
(※3)DM|乾物量(栄養濃度を比較する上で乾燥させて水を除いた後の値)

4、それぞれの老犬に適した食事を!

今回は老犬の食事について、切り替えるタイミングや食事のポイント、腎臓に問題が生じている老犬の食事についてご紹介致しましたが、一言で老犬といっても適した食事は犬によって異なります。

老犬の食事管理で一番大切なことは、年齢や犬種、ドッグフードの品質を基準に食事を選ぶのではなく、その犬に適した食事であるか否かです。愛犬の体に合った高品質なドッグフードを与えることができるのが理想ではありますが、その前に定期的な健康診断や獣医師のアドバイスをもとに愛犬の体の状態をしっかりと把握。その犬に合った食事がどのようなものかを考えたうえでドッグフードを選びましょう。

【犬の食事管理の記事一覧】

参考文献:
日本小動物獣医師会,動物看護のための小動物栄養学,2006.
株式会社緑書房,犬と猫の栄養学,奈良なぎさ,2016.
パイインタ-ナショナル,イヌ+ネコ家庭動物の医学大百科,動物臨床医学研究所,2012.
株式会社矢沢事務所,もっともくわしいイヌの病気百科,学研プラス,2005.
老犬介護士育成専門講座教材,一般社団法人日本キャリア教育技能検定協会 学校法人つくば国際ペット専門学校

食事管理に関しての記事一覧↓

https://true-dog-lover.com/health-care-of-dogs/dietary-management/


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